前回の釣行は3月…、それ以来ネットで毎日各釣船の釣果を見ていたが、パットしないと言うより殆ど釣れていないというのが実情であった。今まで「こんなに釣れない年は珍しい」的なことを何回か書いてきたが、今年はそんな表現以上に悪いので、どのように表現したら良いのか例えようがない。原因は、釣船が増加し数年前から冬にサビキで小型と釣ってしまうことと、抱卵した成魚を持ち帰ることだと思う。
釣船も生活がかかっているので仕方ないのだと思うが、将来のことを考えて、釣船同士で何か対策を考えて実施すべき時期に来ているのではないかと思う。実際に今年は土日でもお客が無く休船となってしまっていることが目立つ。
そんな状況のため、今年はまだ一回もメバル釣りに行っていなかった。しかし、結果を恐れず一回は行ってみようと思い、成金竿男と行くことにした。今年の連休は、見事に小潮回りの日が外れてしまっているので、何時行くか迷った。本来であれば5日より6日の方が潮が小さいので良いのであるが、夜釣りであり次の日が会社なので、5日に行くことにした。
16:40に阪田釣具で待ち合わせて、隣の王将で夕食を取り乗船場に向かった。到着すると魚市場には車がびっしりと詰まっていた。今日はお客が多いなあ…と思ったが、お客は8人ほどであった。17:30頃に乗船が始まり、予約順にコールされ私は4番目で左舷トモに座った。18時出船、この日の海は穏やかであった。船は10分ほど走って、まずは岩屋港の前で潮の状況を確認した。どうも潮が良くないようで、船は更に南に走った。ポイントTに到着して状況を確認し、「やってみよか」のアナウンスで釣り開始となった。
今現在の18:30頃はまだ空が明るい。この日は活イカナゴが用意出来ず、エサはアオイソメであった。アオイソメのエサを使う時は、空が真っ暗になってからでなければ、経験上釣れたことが無い。やはり2,3流ししたがアタリも出なかった。このポイントもすぐに潮が速くなり、船は潮の緩いポイントへと移動した。
まずはポイントOの磯を魚探で見ていたが、どうも映りが無いようで更にポイントUに移動した。何か所か見て「やって」のアナウンスが出た。すぐに投入したものの、アタリは無く1時間ほど経過した時点で、私も成金竿男もボーズ…。船はその付近にある磯を攻めてみるものの、たまにメバルとカサゴがポツリポツリと釣れる程度の状況が続いた。2時間ほど経過した時、磯場でやっとアタリが出て大型のカサゴが釣れた。次は磯のてっぺんの上で小型のメバルが釣れた。2時間で2匹…、何とも言えない最悪の状況であった。
時間が経つと潮が緩くなるのかと思っていたが、全然その気配は無く時間だけが過ぎて行った。余りにも釣れないのであと一時間ほどとなった時に、船はポイントOに戻った。その時にたまたま良い所に流れたのか、私は立て続けに良型のメバルを2匹釣ることが出来た。隣の成金竿男にも待望の1匹目が掛ったが、玉網を持った瞬間に糸が緩んで痛恨のバラシをしてしまった。
時計を見ると時刻は21:50。最後に船はまたまたポイントUに移動してみるも、潮は緩くなっておらずもう一箇所攻めてみたが、誰にもアタリなく延長してくれたかいもなく納竿となった。結果メバル3匹、カサゴ5匹…。記録に残る最悪の釣果となった。前回はカサゴであるが100匹を超えていたのに今回は計8匹、余りにものギャップに言葉は出ない。
この日はイカナゴが無かったのでアオイソメを使用したが、アオイソメを使うのは通常5月末頃からである。その時期に一番良く食うエサを使わなければ更に結果が悪くなる。しかしながら、やはりメバルが少ないことは間違い無いと思う。今年は昨年に引き続き、ひょっとするとメバルは今回限りになるかもしれない。当分は様子を見ることにする。
今年、今後は何が釣れるのだろうかという言葉をよく聞く。秋のアオリイカまで明石以外の釣りに出ることが多くなりそうである。ああ…早く広島のウマヅラ釣りに行きたい。この連休は釣りに行っても釣れないことが予想出来たので、ウマヅラとカワハギ竿のガイドを「トルザイト」というリングの最新ガイドに付け替えた。リングの肉厚がSICより薄く、SICより一回り小さくすることが出来るので軽量化となる。値段も現在のチタンフレームガイドより少し高いぐらいであるが、2本分のガイド代に3万ほどかかった。ウマヅラのアタリが今よりも取りやすくなったと実感出来たら、そのことは報告したい。
みなさんも同じだと思うが、当分釣りに行くことは無いと思うので暇が続く。次回の書き込みはヘラブナの例会になると思う。