2013年11月10日 中鹿丸のアオリイカ④

先週は、広島でウマヅラを山ほど釣ることが出来た。数となるが、広島に行くようになって一日平均最高の70匹を記録した。明石海峡での最高は101匹であるが、型がまるで違う。体積比となると全然違ってくる。交通費は掛るが、価値がめちゃめちゃ高いと思う。メールアドレスを作ってから、大阪の方が広島の釣りのことを聞いてこられたので、色々と回答した。その方が11月9日に行かれて43匹釣ったとの連絡があった。「面白かった」この言葉が全てを意味している。

10日は金曜日の段階で、悪天候が予想されていた。アオリイカは夜釣りなので、翌日のことを考えると日曜は行きたくない。皆さん同じ考えなので、お客は9日の土曜日に集中することが予想出来た。やはり土曜日は、ほぼ満船となっていた。乗合なので、上手い人ばかりでない。そのため、満船だと迷惑を掛けられることがあるので、満船の日は避けている。

10日朝、中鹿丸のホームページの釣果を見るとトップ8杯、釣ったのは成金竿男であった。あいつで8杯釣れるなら、行ければ釣れることは間違いない。天気を見ていると、朝は悪かったみたいであるが、午後は風も無く小雨が降っているぐらいであった。船頭に電話したところ、今日は出船するとのことであったので行くことにした。

出船は16:30なので、16時に乗船場に行けば良い。15時頃に自宅を出発して、丁度16時ぐらいに乗船場に到着した。お客は8人ほどということを聞いたので、広々と釣ることが出来る。予約は最後であったが、3人組の客が16時になっても来ず、その前に乗船することになった。潮と風向の予想から、右舷のミヨシから2番目に座った。16:20頃に3人組が来て、予定通り16:30に出船した。

ポイントは淡路島に一番近いところで、5分ほどて到着した。帆を立てた後、すぐに「やってみよか…」のアナウンスで釣り開始となった。ひと流し目、潮が殆ど流れておらず、誰にもヒットしなかった。2流し目、潮が流れ出したものの変な2枚潮で、右舷の道糸が船の下に入ってしまうような状況になった。しかし、その流しでポイントに当たったのか、群れに当たったのか、乗船者のほぼ全員に同時ヒット。皆さんボーズから脱出出来た。前回は、スタートから2時間ほどボーズだったので、気が楽になった。

3流し目、潮と船頭が流すラインが良かったのか、道糸が綺麗に垂直となり、棚がバッチリ決まり3杯ゲットすることが出来た。4流し目にも1杯ゲットして30分ほどの間に5杯ゲット出来た。周りのお客さんも、同じぐらい釣っておられた。5流し目ぐらいから潮がかなり速くなってきた。この流しで私はかなり良い型のアオリを掛けたのだが、上げる途中で左舷の方とお祭りして、引っ張られたため船底にイカが張り付いてパー。それから何にもない時間となった。

一生懸命まじめに釣っているが、潮が速過ぎるためか全然乗って来ない。潮が緩くなって来るまでかなりの時間粘ってみたものの、このポイントでは釣れることは無かった。その日、時刻によって釣れたり釣れなかったり、自然は時に残酷でもある。船頭もたまらず岩屋沖にポイントを変えた。

岩屋沖では、潮がトロトロと流れている状態であった。釣れるならひと流し目から釣れると思うのだが、乗ってこなかった。しかし、他に行くところも無いので流し続けると、ポロポロと乗ってきた。結構浅い水深のところで、私は2杯ゲットすることが出来た。

そして、時刻が20:30を迎え「悪いけど置こか…」のアナウンスで沖上がりとなった。心の中で「ホンマ悪かったなあ…」とつぶやいていた。初めの30分では、本日は上手くゆくと20杯は釣れるのではないか…と思ったのであるが、そう甘くは無かった。しかし、たまには思った通りになることもあるので、良いことを考えてしまう。

結局、釣果は7杯に終わってしまった。予定では少なくとも2桁釣れるはずであったのだが…。このところアオリも釣果が悪くなってきたので、今季終了する船が多くなってきた。ただ、中鹿丸はそこそこの釣果が続いているので、12月も狙うことが出来るだろう。

メンバーから連絡があり、もう一回広島に行こうということになった。そして調整の結果12月7日に決まり、美咲丸の予約も完了出来た。アオリイカもそうであるが、釣るのが面白くて、食べて美味しい魚が一番である。しかし、余り釣り過ぎると、持って帰るのと配るのがとても辛くなるが、私は常に自己新記録を目指して釣っている。

この日は雨でしたので、写真はありません。今度、イカキムチ以外の美味しいアオリの料理を紹介します。