昨日、ウマヅラを山盛り釣ることが出来てハッピー気分で帰ってきたのだが、今日は、その魚をどう処置するかという問題に直面することになった。但し、ウマヅラは今季1回目なので、もらう側は飽きておらず、喜んで受け取ってくれることは間違いない。残るは誰にプレゼントするか…ということになった。渡す側からすると、やっぱり魚が好きで喜んでくれる人にあげたいという気持ちがある。自分なりに順番と匹数を決めてプレゼントした。みなさん非常に喜んでくれたので、釣ってきて良かったと思った。
美咲丸のHPを見ると、釣果のページに私と毛糸先生の2人を「神業の世界」と書いていた。地元の方は平均20匹前後のところを、40,50匹釣ったので、そのような表現になったのであろう。昨年も同じようなことを書いていた。神業というより、広島の方も釣り方を変えない限り、釣果を今以上に伸ばすことは出来ないと思う。
先週、悪いコンディションの中で、結構アオリイカが釣れたので、連釣となるが予約を入れていた。但し、しんどかったらキャンセルするかもしれないという条件を付けていた。朝、HPを見るとトップ10杯、中途半端な数である。体は昨日釣り過ぎて全身筋肉痛状態。どうしようか迷ったが、天気が素晴らしく良いし、結果的に良く釣れた日なら、行かなかったことを後悔することにもなるので行くことにした。
15時頃に家を出発、途中、明石の阪田釣具に立ち寄り新しい長靴を買った。乗船場に行くと殆どのお客が集まっており、その数10人以上居た。希望としては7,8人以内が釣り易くて嬉しいのだが…。16:30、予約順に乗船が始まった。私は右舷のトモから2番目に座った。北東の風で引き潮というのが理由である。この予想はバッチリであったが、先週と同じく「東」が入る風向の時は、必ずウネリが入る。やはりこの日もポイントに到着した時は、結構なウネリかあった。
17時出船、先々週と同じパターンなら岩屋沖に行くのだろうと思っていたが、やはり岩屋沖のポイントに入った。ひと流し目、潮が思った以上に流れずノーヒット。何回か同じポイントを流すが、潮がトロトロ流れる状態が続き、私はスミイカ1杯、他のお客さんも沈黙していた。全くと言っていいほど、釣れる気配を感じない状態が続いた。船頭もたまらず違うポイントに移動するも、どこのポイントに行っても誰にも釣れなかった。そして2時間ぐらい経過して、再び岩屋沖のポイントに戻ってきた。
このポイントでは、引き潮が結構流れてきていた。先々週と同じパターンだ。このひと流し目でやっと1杯目のアオリをゲットすることが出来た。これでボーズを逃れられてホッとした。釣り開始から2時間以上経過していたので、途中、正直ひょっとすると今日はボーズになるかもしれない、えらい日に来てしまったなあと思っていた。今日は、おとなしく家でウマヅラの鍋を食べていた方が正解だった…と心の中でつぶやいていた。
次の流しから、余りにも糸がふけるので、これまた先週と同じく「オモリ25号作戦」を実行した。やはりその作戦が良かったのか、その後、ポロポロと良型のアオリが乗ってきた。また、一流しだけであるが2連続があった。後半は、周りもポロポロと釣っていたが、盛り上がりは一回も無かった。この日は、このシーズンには珍しくボーズの方も結構居られたようであった。
一生懸命釣り続けるも、状況は変わらなかった。近くで釣っていた乗合船が帰ったので、時計を見ると21時になっていた。そして暫くすると船頭が帆をたたみに来た。終わりか…ほんまパットせん一日やったなあ。「悪いけど置こか」のアナウンスで終了。結果、アオリ6杯とスミイカ1杯でした。この日のアオリはみんな胴長20cm以上であった。前の方では、ミニが多かったと聞いたので、全て大きくはなっていないようである。
この日は、釣っていて本当に釣れる気がしない一日であった。潮の関係か、急に涼しくなったからか原因はわからないが、状況が急降下したように思える。今後、状況が好転することを期待したい。今年は結構アオリをたくさん釣ったので、冷凍庫が一杯になってしまった。ひとまずこれでアオリは休憩するつもりである。11月は2,3日に2回目の広島遠征が待っている。昨日良く釣れたので、非常に待ち遠しい。
同乗された隣の方が「イカキムチ」について質問された。以前、HPに写真を載せていた料理である。その方は、アオリの刺身と本物のキムチを混ぜて作られたと聞いた。確かに写真を見ただけでは、どのようなレシピなのかわかるハズがない。別に隠しておいても仕方ないので、その作り方を公開します。
まず、アオリイカの胴体部分の刺身と、ゲソと耳も食べ易い大きさに切ります。刺身は、表の表面に鹿子の切れ目を入れた後、ちょっと斜に包丁を入れて断面を広くします。このように切ると、口の中で甘みが増します。この刺身、ゲソ、ミミをボウルに入れて、好みの塩加減になるまで塩を降って混ぜ合わせ、2時間ほど冷蔵庫で寝かせます。別途、人参、土生姜、ニンニク(1欠でいい)と、秘密にしていたのが「白桃の缶詰」(一個の半分)を細かく千切りにします。
2時間経ったら、これらを全部混ぜ合わせ、コチジャンを好みの量入れますが、少しずつ味を確認しながら足されると失敗しません。そして最後のシメに缶詰のシロップを適量加えます。このシロップがイカキムチの隠し味となります。注意して欲しいのが、白桃の缶詰は、出来るだけ高級なものを購入して下さい。安物はシロップの質が悪いので、美味しく出来ません。ちょっと高級なスーパーに行けば、1缶800円~1500円で売っています。
※具体的なレシピ(出来上がりがドンブリ鉢一杯分ぐらい)
アオリイカ(胴長20cmぐらい)4杯分の刺身、ゲソ、ミミ 人参の短めの千切り中1本分、ニンニク1欠け
千切り、土生姜をニンニク1欠けと同量程度を千切りに、白桃缶詰の半個分も千切りに。コチジャンは適量。
桃缶のシロップも適量。出来上がりは、ちょっと甘くて、コチジャンでピリッとしていて美味しい。