今年は、8月から9月にかけて土日は悪天候の日が多く、釣行する機会が少なかった。また、タチウオ以外はパッとせず、まだまだ暑いこともあり行く気も起らなかった。しかし、釣況を見ていると9月初めからアオリイカが釣れ出した。今年は淡路側の調子が良いみたいで、中頃には30ハイを超える釣果が出ていた。当初は型が小さかったが、船頭に聞いたところ胴長20cmぐらいのが多くなってきたということなので、28日に行くことにした。行くことを迷っていたので、予約は最後の順番となった。
当日は、成金竿男が数日前に連絡してきて行くことを知っていたので、阪田釣具で待ち合わせて、隣の王将で夕食を食べてから乗船場に向かった。王将にはT一氏が偶然居たので、3人で釣り談義しながら夕食を食べた。16:20頃に乗船場に行くと、既にたくさんの人が集まっていた。人が少ない方が釣り易いので都合が良いのだが、アオリイカが好調に釣れて居るから仕方ないことだと思った。
16:30から乗船が始まった。私は最後なので空いている釣座しか選択の余地が無い。本日の風向と潮の向きを考慮して、左舷に座ることにしていた。すると左舷の真ん中が空いて居たのでそこに座った。17時出船、船は岩屋沖を目指した。海も穏やかで15分程でポイントに到着した。そしてすぐに「やって」のアナウンスが流れて釣り開始となった。
ひと流し目、左舷は誰も乗らなかったのだが、「あげて」のアナウンスとともに私にヒット。しかし、アオリイカが小さいこともあり、身(足)切れでバレてしまった。上げてエギを確認すると、触手が1cmほど切れて付いていた。そして次の流し、棚に合わせて竿先を見ていると、フッと重みが乗ったので合わせるとバッチリ掛った。これで今季の一杯目をゲットした。胴長20cm弱であったが、横幅もありまずまずの型であった。このポイントでは、船が一流しする距離が結構長く、ずっとポロポロ釣れるというより、イカが居る所に当たるとバタバタと釣れるような状況が続いた。
ポイントに到着した頃は、潮はゆっくりと流れていたが、時間が経過するにつれて速くなってきた。周囲を見ていると、ちゃんと棚を取ってない人は根掛りを連発していた。この日のポイントでは、経験上、潮の速い時の方がアオリイカは良く乗った。やはりこの日も同じく、潮が速くなってから良く乗ってきた。一杯釣ってすぐにエギを投入しても、潮が速いと前に釣れたところと違う群れに当たるのか、連続3杯とかもあった。
前半はポロポロしか乗らなかったが、19時頃から風向が変わり左舷は潮下になったものの、1時間程はかなり頻繁にアタリが連発し、数を伸ばすことが出来た。不思議と潮が速くなってからは、棚は低い目が良く釣れた。エギの色は、途中オレンジ系でも釣れたし、隣は紫系で釣れていたし、これという鉄板はわからなかった。
20:30頃には潮も緩くなり、風も強くなって乗りが悪くなった。しかし、まだシーズン当初なのでたくさん居るのか、ポロポロと釣れ続いた。そして21:15頃に沖上がりとなった。シメながら数を数えると16杯の結果であった。型は、一番小さいので16cm、最大は23cmあった。この季節としては、こんなものだと思う。
帰ってすぐに刺身にして食べてみた。当然料理した時は活かっており、皮を押すと黒く色が変わる状態であった。私が好きな部位は「みみ」で、コリコリした食感が非常にいい。こんな新鮮な刺身を食べられるのも、釣り人の特権である。実はこの日、大事なカメラを持っていくのを忘れてしまった。先週北海道に行った際、一眼とポケットカメラをカメラバッグに入れたままで、持っていくこともすっかり忘れていた。北海道ボケ…。そのため、今回は文字ばかりになってしまいました。次回は写真も掲載しますので。