2013年7月28日 中鹿丸のマアジ③

■いつまでメックリが釣れるのか?

今のところ、今年は中鹿丸ぐらいしかマアジを専門に狙える船がない。垂水の松一乗合船で少々釣れていたが、そちらも客が無いのか情報が少ない。毛糸先生と28日の釣行を話し合った結果、中鹿丸に半夜のマアジ・メバルで行ってみようか…ということになった。但し、メバルは釣れて居ないし、中鹿丸はエサ代が別になったので、メバル釣りはやる気がない。前日、船頭に明日の釣りについて、どのような予定になっているのか聞いてみた。するといつもより早めに出船して、マアジ・サバだけ狙い早めに帰るとのことであった。丁度、我々も同じことを考えていたので、それでは行きましょうということで予約を入れた。

高速道路が混んでいたらという前提で、毛糸先生が13時に迎いに来て下さり出発、結局混んでなくて30分ほどで明石まで来れた。途中えさセンターでアミエビを購入し13:40頃に乗船場に到着した。アミエビは大と小があり、経験上大で2時間、小で1時間釣ることが出来る。4時間と見込んで大を2個買った。まだ早かったが船頭と2人のお客が来ていた。当日のお客は9人ということであった。

何故か一番早く予約したメンバが出船30分前になっても現れす、我々は3番目に乗船した。当日の風向きと潮の方向を読んで、左舷ミヨシに座った。この日の読みは完璧に当たった。全員揃って15時出船、船はポイントOを目指した。この日は早くからアミエビを融かしていたので、余裕で準備することが出来た。本日のタックルは、竿:ISOリミテッド2号50-56、リール:ステファーノ200、道糸はPE1号、仕掛は「魔性のサビキ」にドンブリカゴ30号を使った。

アミエビ

船頭は、ポイントのすぐ手前で帆を立て、流れを見て「やって」とアナウンスを流した。すぐに仕掛けを投入し、岸のヤマを見ると、潮の方向からして左舷が潮先になっていることがわかった。すると一流し目から、私はマアジをゲットすることが出来た。そしてその後の数流しはハズレ無しでマアジが釣れ続いた。しかし、何故か隣の毛糸先生にはマアジが来ずに、ミニアジかオセンばかりであった。やっと5流し目ぐらいに1匹目が釣れてホッとした。

この日も数流しするとマアジが食わなくなった。マアジが少なく、ある程度アミエビを食うと、どこかに行ってしまうような感じがした。船頭は食わなくなったので、ほんの近くの別のポイントを流した。すると一流し目は撒き餌に付いてくるかの如く、何故かマアジが釣れ続いた。釣れたので、期待して次の流しも同じように釣れると思っていると、不思議と思ったようには釣れなかった。それでも釣るしかないので続けていると、今度はサバが釣れ出した。

サバと言ってもHPに書かれている「マサバ」ではなく「ゴマサバ」である。今度から釣果欄には「ゴ抜けサバ」と書いて欲しい。これまでの2回の釣行では、ゴマサバは殆ど釣れなかったが、この日はマアジが釣れなくなると、ゴマサバばかり釣れた。型は良く50cm近い良く肥えたのが2本と40~45cmが10本ほど釣れた。但し、私の仕掛けは鈎素1.5号であり、5,6本切られてしまった。また、鈎が伸びてだいぶばらしてしまった。お客も少なかったので、これだけ取り込めたが、人が多かったらお祭りだらけになっていたと思う。専門に狙うなら、鈎素3号以上が望ましい。

辺りが暗くなってきたので時計を見ると19時近くになっていた。納竿間際になって、2流しでマアジを3匹追加することが出来た。その頃にマアジを釣ったのは私だけであった。潮も釣り始めと逆になっているため、一番潮下である。こういう時に釣れるのは、やはり「魔性のサビキ」の効果しか考えられない。19時を過ぎた時点で「次の流しで置きます」とのアナウンスがあり、次の流しで本日の釣りは終了となった。

結果、マアジ15匹、ゴマサバ持ち帰り7匹、南蛮漬け用小アジ40匹であった。私以外、マアジを2桁釣った方は居ないという状況であった。これではマアジをメインに狙う釣りは難しい。せめて最低でも10匹は釣れて居る状況でなければ、お客さんは来ないであろう。ポイントの状況からして、新たに新しい魚が来るなんて考えられない。

釣果

帰宅して、本日はゴマサバを刺身にした。サバの刺身は本当に新鮮でなければ食べることが出来ない。まるでわらびもちのようなプルンプルンの食感で、脂が凄く乗っていて美味しかった。皆さんが食べているサバとは、次元が違う美味しさであった。

その日のうちに小アジも料理し、次の日に南蛮漬けを作った。大きいマアジも美味しいが、小アジの南蛮漬けも絶品である。これで数日は美味しい酒のアテがある。あまり飲みすぎないように注意が必要である。

今後、良い情報が無ければ、1ヶ月は釣りをお休みするつもりである。インターネットを見ると、このところ、マルアジが好調に釣れて居るようだ。齋藤家では、マルアジとツバスは持ち帰り禁止である。理由は簡単「マズイ魚は持って帰るな」である。家族が贅沢なことを言っているとは思わない、確かに私も美味しくないと思う。たくさん釣れたら何でもいいという方も居られるが、持って帰ってからのことを思うと、数より食べて美味しい魚を重視すべきであると思う。