6月30日は、夕方の釣りでメックリを28匹釣ることが出来た。好調が続いていたらもう一回行きたいと思っていた。実は、6日の半夜に予約を入れていたのだが、あいにく強風で中止となった。翌7日は、マンションの役員会があったので行けなかったが、結果的にこの日はイマイチであった。毛糸先生と、「釣れていたらもう一回は行きましょう」と約束していた。
どこの釣船でマアジが釣れ出すかわからないので、毎晩一通りの釣船の釣果を調べていた。昨年、良く釣れていた須磨もサッパリであった。中鹿丸は、半夜のお客が揃わないのか、出船しないので釣果がわからない。しかし、現時点でマアジを狙えるのは、中鹿丸か河合釣船しかない。毛糸先生と相談した結果、マアジと何か別の釣り物で出てもらうということで、船頭に相談した。その結果、マアジ・サバとカサゴ狙いということで、13日の午前に釣行することとなった。
最低3人というのが出船条件なので、今度行く時に誘ってと言っていた成金竿男を誘って3人揃えた。あとは、常連のKさんも来ることになったと船頭から聞いた。13日、毛糸先生が迎いに来て下さり5:00に出発、途中えさセンターでアミエビを購入して乗船場に到着した。(※注意:現在、中鹿丸はエサ別となっていますので、釣行の際には自分でエサの準備をして行くこと)
6時前に常連のKさんが乗船したところですぐに出船、ポイントOを目指した。みなさんポイントに到着するまでに、アミエビを解かして準備を整えた。本日のタックルは、竿:ISOリミテッド2号50-56、リール:ステファーノ200、道糸はPE1号、仕掛は「魔性のサビキ」にドンブリカゴ30号を使った。この竿、購入したのは20年ほど前で、当時は定価が10万円!使わずに終わってしまうのも勿体ないので使うことにした。
朝の間は殆ど風が無く、船頭は左舷と右舷を交互に替えて流してくれた。2流し目からマアジが釣れ出し、その後食いが止まるまでの間、コンスタントにマアジが食って来た。本当に釣れる範囲が狭く、ポイントを過ぎてしまうとミニアジかオセンばかり掛ってくるような状況であった。この日は、途中2流しほどの間だけサバが食って来た。HPには「マサバ」と書かれていたが、やはり「ゴマサバ」であった。但し、最後に書くが脂が乗って非常に美味しかった。
マアジ釣りは、食べて美味しいから行きたいというのが一番の理由であるが、あの大きさの魚体にしては、非常に引きが強く釣っていて楽しい。また、口が弱いので口切れにより、途中で良く外れることが悔しいが、そこをテクニックでかわして取り込んでやろうという気持ちにさせられる。
2流し目から7:30頃までは、毎流しマアジのアタリがあり誰かに釣れていたが、その後はピタリとアタリが無くなり、ミニアジとオセンしか釣れなくなってしまった。それでもやることが無いので続けていると、毛糸先生に何やら大物が掛った。本人は、先日同じような引きでコブダイが釣れたので、掛った魚はコブダイと思い込んでいた。しかし、私が玉網を構えていると、水中にヒラメの姿が見えた!「毛糸先生、ヒラメやで…」、さっと一発で玉網に収まった。50cmほどのヒラメで、口のそばにハリが掛っていた。おそらくサビキに掛ったミニアジに飛びついて、ハリに掛ってしまったのであろう。ラッキーな1匹であった。
私は、マアジも釣れなくなったので、飲ませ釣りをすることにした。カサゴ用のタックルに一本ハリの飲ませ仕掛けを即座に作り、南蛮漬け用に活かしておいたミニアジを付けた。マアジ狙いと違うポイントで2回アタリが出たが、2回とも磯に入られて根ずれしてハリスが切れてしまった。アコウかもしれないと船頭が言っていた。1時間ほど粘って繰り返したが、何も釣れなくなったので、カサゴ釣りをすることになった。ただ、まだまだ潮が速い状況にあった。マアジの釣果は、私17匹、Kさん13匹、毛糸先生9匹、成金竿男5匹、サバは0~3匹で、私は2匹ゲットしたが1匹はすぐに死んでしまった。
船頭は、まず岩屋港の前まで走った。本命のポイントはまだ潮が速くて釣りが出来ないようである。岩屋沖は、堤防から投げて届くようなポイントだが、カサゴがポロポロと食って来た。このポイントでは、カサゴの仕掛けに青ベラの大型が食って来た。私は2匹釣ったが、他のメンバーも青ベラや磯ベラを釣っていた。釣れる間隔が結構長かったことと、10時ぐらいからカンカン照りになり、暑くてたまらなくなった。船べりには、ビールや酎ハイの空缶がずらりと並んだ。早くカサゴのポイントに行きたい…と思っていた。
11:30頃、ちょっと早めであるがカサゴのポイントに移動した。岩屋港からそんなに離れていないポイントである。この辺りは同じ時刻であっても、場所により潮の状況が全然違うことが多い。到着した際はかなり速く流れていたが、ほんの10分ほどすると流れが緩くなってきた。やってみよか…のアナウンスで仕掛けを下すと、全員にカサゴが食って来た。このポイントは潮の流れが速い場所にあり、釣りが出来る時間が短いので、意外と釣り荒れしていない。また、最近はタコ釣りに行く釣船が多く、あまり釣られていないようである。
釣り始めて13時の沖上がりまで、入れ食いが続いた。型は大小まちまちであったが、38匹釣ることが出来た。25cm以上の刺身サイズも3匹釣れた。この日の潮は、時間的にギリギリ我々の希望する釣りを堪能させてくれた。本日の結果を振り返ってみると、マアジは、潮というよりも朝の間という雰囲気であった。それでは朝5時に出船しても7:30まで釣れるかということについては、まだ検証はしていないのでわからない。既に梅雨も明けてしまったので、昼間の釣りは暑さとの戦いでもある。この日も日差しが強力であった。しかし、マアジがたくさん釣れるのであれば、そんなことは言ってられない。今後、昨年のように須磨沖で脂の乗ったマアジは釣れないものか…。本当に期待している。
帰りの車中、毛糸先生が「今日は口切れが多かった」と言っておられた。実は、私もそう思ったのだが、2,3回口切れした後、初めにハリ掛かりした際の突っ込みに対して、そんなにテンションを与えないように心掛けた。また、巻き上げの途中、竿をかなりいつもより立てるようにして、引き込みに対してあしらう余裕を作った。私にとってそれが数を伸ばせた秘訣かもしれない。
帰宅して、まずはゴマサバを3枚におろして塩をふり冷蔵庫に入れた。4時間後に米酢で塩を洗い流して、米酢に1時間漬け込み引き上げた。頭側から皮を手で剥ぎ、刺身包丁で切れ目を入れながら盛り付けた。帰るまで活かしておいたサバで作った〆サバは最高である。内面は刺身状態でもちもちして本当に美味しかった。当然家族のウケも良かった。サバはたくさんはいらないが、2,3匹釣れると最高のように思った。
次は、何時、どこの釣りに行くことになるのか、まるで予想が付かない。しかし、当分は昼間の釣りには行きたくない。