6月29日の19時頃、携帯にCメールが届いた。Cメールを出してくるのは中鹿丸の船頭しか居ないので、差出人の見当はすぐについた。船頭がメールしてくる時は、いつも「xxが良く釣れた」という吉報である。今回のメールも「マアジが30匹以上釣れた」という連絡であった。
私のHPを読んで下さった方はおわかりと思うが、マアジが2年連続で釣れることは珍しい。但し、今釣れているポイントは、昨年は全く釣れていなかった。また、現時点となるが、昨年釣れていた須磨沖では全く釣れていない状況である。
翌日の30日は行きたいと思ったが、夜釣りだと帰宅するのが23時ぐらいになる。その次の日は月初なので、何かと会社で特別な作業がたくさんあり、行く勇気が出なかった。そこで、行くなら早く出て早く帰るようには出来無いものかと船頭に相談していた。
30日朝、お客の予約状況を確認するとゼロとの回答、もし、お客が入って早く出るのなら連絡してとお願いした。すると12時頃に連絡があり、お客が入ったので出船するということになった。出船時間を確認したところ、15:30になったということであった。
すぐに準備して14時頃に自宅を出発、JRで明石に向かった。駅から乗船場に行く途中、エサ屋に立ち寄りアミエビと青イソメを購入し、14:50頃に乗船場に到着した。そこには船頭しか居なかった。お客は何人と聞くと、私を含めて3人ということであった。私が一番なので乗船して準備しながら雑談していると、残りのお客さんが来て乗船したところで、すぐに出船となった。目指すは昨日良く釣れたポイントOであった。
道中、船頭に昨日の状況を聞くと、マアジが釣れるポイントは一箇所しか無いと言う。昨日は魚影の映りが良く出て、ひと流し目から良く釣れたと言っていた。船はポイントに到着したが、船頭は暫く魚探を確認していた。つまり魚影の映りが良くないようであった。
本日のタックルは、竿:BBXスペシャル1.5号4.8m、リール:ステファーノ200、道糸はPE1号、仕掛は「魔性のサビキ」にドンブリカゴ30号を使った。ひと流し目、潮が昨日と逆になっていようで何も無し。2流し目からポイントに入るようになり、3流し目に本日初のマアジをゲットした。
←「魔性のさびき」のパッケージシール(販売はしていません)、今年もこのサビキを作ることになるとは、夢にも思っていなかった。
魔性効果は抜群で、隣の船頭(ピンクスキンサビキ)よりも確実にマアジが掛かってきた。暫くは好調に釣れていたのだが、途中からミニアジとオセンが混じり出した。しかし、船頭にはミニアジやオセンが釣れずにマアジが釣れていた。何で???つまり、何でも良く釣れるので、マアジより先に何かが掛ってしまうのである。
この日は、オセンが50匹ほど釣れた。腹が立つのでハリを外した後、船べりに叩き付けた。すると即死して水面に浮いていた。それを空から見ていたトンビが拾って食べていた。余りにも数が多いので、トンビも何で今日はこんなに浮いているのだろう?と思ったに違いない。
去年、須磨沖でマアジが釣れていた時は、ミニアジがほとんど居なかったため、食いの良い魔性さびきは、抜群の効果があった。しかし、このポイントでは外道がたくさん居るため、先に外道が釣れてしまうのである。途中、重々しいアタリがあり、何が掛ったのかと慎重に上げると、30cm程のアイゴであった。ホンマ何が釣れるかわからない。
釣り始めから南南東の風が結構吹いていたが、18時を過ぎると更に強くなってきた。船頭は、この状況ではメバルの夜釣りは出来ないと判断し、19時に沖上がりすることとなった。途中、ダブルが3回あり、結果28匹マアジをゲットすることが出来た。
明石港に19:30に着いたので、自宅には21時前に帰ることが出来た。早速、刺身と塩焼きにして食べてみた。刺身も美味しかったが、塩焼きが本当に絶品に思えた。やっぱりメックリは美味いなあ…、今年ももっとたくさん釣りたい!と思った。
今後は状況を見て釣行したいが、夜メバルが釣れていないので、昼間にマアジを専門に狙ってみたい。但し、今年はサバが多いので、アジ・サバの2本だてとなるだろう。何よりマアジはそんなに多くないので、ちょっと数は期待出来ないかもしれない。