2012年11月25日 友香丸のウマヅラ

竿と海

2日目、朝5:20にフロントに集合。誰も遅れる者は無く、予定通り5:30出発した。とりあえず乗船場近くの釣具店「アングル」に10分程で到着し、暇潰しに店内を見回った。ウマヅラの仕掛けをチェックすると、7号の鈎の仕掛けが良く売れているようであった。店を出た後、隣のセブンイレブンで昼食を買って乗船場に向かった。乗船場はセブンイレブンから目と鼻の先にあり、すぐに到着した。船長を見つけたので、どこに駐車したら良いのかを聞いて車を止め、必要な荷物を出し準備を整えた。

準備が整ったところでみんな一緒に乗船した。我々は、船の前に4人座らせてもらった。釣り座は、前回と全く逆の釣り座に座ることにした。簡単に言うと、私は前回左舷ミヨシだったので、今回は右舷のミヨシから2番目ということになる。他のお客さんも全員揃っていたので、6:20に出船となった。いつものように約1時間ほど走ってポイントに到着した。昨日、美咲丸で行ったポイントのすぐ近くであった。

私はいつもながら竿にリールを付けたままで、糸もガイドに通した状態でセッティングしているので、準備がすぐに完了する。後は、餌を切って刺すだけであった。餌も昨日に袋の半分使った残りがあったので、それを切って用意した。自分は準備が完了したが、みなさんまだ出来てないようなので、餌をもう一袋解凍して切り出したところで、「25メーター」のアナウンスが流れて釣り開始となった。

石鯛

一流し目はアタリが出なかったが、2流し目から順調に釣れ出した。ただ、風の方向の関係で、右舷は太陽の光が正面から当り、眩しくて穂先がまともに見れない状況であった。そのためアタリが見にくく、釣果を伸ばすことが出来なかった。左舷は好調に釣れ続いており、このポイントで毛糸先生は17匹釣られていた。私はその時点で7匹しか釣っていなかった。

ここまでは全体的に良く釣れたのだが、それからは前回と同様にポイントを移動しても、盛り上がりの無い状況が長い間続いた。私は、その中でたまに来るアタリを確実に捕らえ、ポロリポロリと数を稼いでいった。色々とポイントを移動した結果、昼頃に船は朝イチに釣れなかったポイントに戻ってきた。潮はかなり流れていたが、不思議と魚の群れの中を船が通ると、鮮明なアタリが出て確実に食ってきた。そんな状況が続いているのに、船頭は何故か別のポイントに船を移動させた。内心「折角釣れているのに、ここで釣らせてくれよ…」と思ったが、その移動は、船頭が思っているポイントの方がよく釣れることがわかっていたからであった。

広島-3

船頭の思っている通り、ポイントに到着すると一流し目から釣れ出した。その時の時刻は、既に13時を回っていたが、途中、釣れていなかったことも考慮してくれたのか、14時まで釣らせてくれるとのアナウンスがあった。一流し一回しか仕掛けを下せなかったが、途中からは、掛けた魚を早く取り込むと2回下せるようになることもあり、上手くゆくと一流しで2匹ゲット出来ることもあった。ただ、流れる場所が関係するのか、ミニハゲが居るところがあり、アタリがあってもなかなか掛かず、エサを全部取られることもしばしば発生した。そして上手く掛け合わすことが出来た…のだが上がってきたのは15cmほどのミニハゲ。前回、成金竿男が釣ったミニハゲより若干大きいが、7号の鈎がきちんと口の中から刺さっていた。

14時、まだ釣れていたが予定通り沖上がりとなった。私はこのポイントで13匹ほど釣ることが出来て、計32匹の釣果であった。メンバーの釣果は、毛糸先生28匹、金魚さんが21匹、成金竿男13匹であった。これで2日間のウマヅラ釣りが終了した。本当に楽しかった。釣ってオモロイし、食べても美味しいし、ウマヅラ釣りはこの世で一番難しく、また一番楽しい釣りである。ただ広島があと1時間近いといいのになあ。。。。。

広島-4

今回釣ったウマヅラの肝は本当に良く詰まっていた。写真の肝は綺麗な肌色をしているが、マズイ肝は灰色っぽかったり、黄色かったりする。そんな肝は初めから捨ててしまうようにすることだ。美味しい肝の印象が悪くなるからである。フグの肝は食中毒を起こすこともあるが、ウマヅラの肝は当らない。好きな人にとっては、最高の食材だと思う。私も若い頃は、釣ってきてたくさん食べたが、この年となると少しで十分と思うようになってしまった。食べたことのない人にとっては、こんな美味しい物があったのか!と言う人が多い。

今回は、友香丸さんが漁師もやられているということで、牡蠣を販売してもらった。前以て注文し、灯油缶一杯入った殻付の牡蠣を購入した。帰宅して即焼いて食べたのだが、非常に美味しかった。ただ、思っていたより塩味が濃いと思っていたら、翌日、成金竿男が連絡してきてくれ、1~2%の食塩水に数時間漬けてから食べると、塩味が程良くなるということであった。早速実践したところ、確かに塩味が軽減されて昨日より美味しく感じた。さすが牡蠣のレンジ焼きを教えてくれただけのことはある。食べ方の連絡はありがたいが、今後はもっとウマヅラを釣りを研究して、もっと釣って欲しいと思っている。