10月6日に釣行してから約1ヶ月経過した。型も良くなってきているので、一年分の冷凍イカを釣りに行こうと、11月3日と10日に予約を入れていた。このアオリイカは、気温(水温)に非常に敏感で、釣行日の2,3日前から当日までの気温の変化により、釣果が変わってくる。当然、このイカは南方系なので寒さに弱いため、気温が下がってくると乗りが悪くなる。このところ気温は下がってきており、良くないことが予想された。
15:50頃、乗船場に行くと既に船頭と数人のお客さんが居り、雑談されていた。その中で、昨日は本当に寒かった…今日は防寒服を着てきたと言っていた。私も出発前に服装について悩んだ。まだ11月の初めだし、セーターの上からレインウエアーを着ておけば凌げるのではと思った。しかし、昼間に外に出てみたところ、北寄りの風が強く寒かったので、防寒服を着て行くことにした。結果、これが正解であった。風はそこまで強くなかったが、身体の芯まで冷えてくるような寒さであった。
16:20頃から予約順に乗船が始まった。この日は3番で右舷ミヨシに座った。お客は11人と聞いていた。間隔もゆったりしていたので、混雑によるリスクは無いと思えた。17時出船、私は淡路側のポイントに行くものと思っていたが、明石港を出た後、船は東に針路を向けた。そして市役所沖ぐらいまで走ったところでエンジンがスローになり、「用意出来たらやってみよか」のアナウンスで釣り開始となった。水深は30mとのことであった。
初めのアナウンスで、ちょくちょく磯があるので気を付けて…と言っていたが、滅多に来ないポイントで、何処に磯があるなんてわからない。潮もかなり速く流れており、2流し目は、船頭も含め前部の客が全員根掛り。みなさん釣れる前からオモリやエギをロスしてしまった。エギも高価なのでロスは本当に痛い。一流し目から型の良いアオリがポロポロと上がったが、釣れた場所は、やはり磯の近くが多かった。根掛り覚悟で釣るしかないと思った。そして3流し目にやっと一杯目がゲット出来て、ボーズから脱出出来た。
隣となった常連O氏は、昨日も来ていたということなので、昨日の状況を教えてもらった。昨日は、初めから終わりまでこのポイントで通したそうだ。潮が東に流れていた時は釣れたが、逆になってからはさっぱりだったらしい。何年か前にこのポイントに来た時は、逆の潮で釣れた記憶がある。一杯目をゲットした後は、何も反応の無い時間が続いた。アオリは、ポイントによって良く当るエギが違うことが多いので、色々なカラーを実験することにした。
悩んだ結果、まずはピンク系でチャレンジ。たまたまなのか、この選択が当って一流しで2杯ゲットすることが出来た。しかし、次の流しは同じエギなのに当ってこなかった。その後、オレンジ系や紫系を試してみたが、ことごとく反応なしであった。19時頃になると、それまで速かった潮が急に緩くなり、誰にも全く乗らないようになった。
船は、このポイントに見切りをつけて淡路側のポイントに走った。こちらのポイントでは、逆の潮が流れ出しているという想定であったが、まだ潮は流れていなかった。それでも仕方ないので流し始めた。何回か流しているうちに私にヒット。水深が浅いので期待していなかったが、良い型のアオリであった。その後も思った潮が流れなかったが、終了時刻の21時になってやっと潮が来た。船頭は釣れていないこともあったのか、時間を延長して釣らせてくれた。
潮が来ての初めての流しは、船中バタバタと釣れていた。私は、その時に潮先となったためか、型の良いアオリを2杯連続でゲットすることが出来た。時刻を見ると21:20になっていた。最後となった流しで、私は根掛りさせてしまい、オモリとエギをロスしたところで、「そろそろ置こか…」のアナウンスが流れてジ・エンドとなった。結果、ハリイカ1杯、アオリイカの18cmぐらいのを1杯と、22~26cmぐらいのを5杯の計7杯であった。
やはり、気温が下がってくると、厳しくなってきたなあと思える一日であった。但し、気温が下がって来たと言っても、安定してくれば、良い釣果が出る日もあると思う。今後私は、ウマヅラやマダイの釣行計画があるので、一応、アオリイカ釣りは今度の土曜日をラストと考えている。何とかして今回と同様に、5杯以上釣りたいという願望を持っている。
帰りは毛糸先生が家まで送ってくださった。車中では、先週のウマヅラの話で盛り上がった。やっぱり広島まで行くだけの価値はあるということが話題の中心であった。明石海峡では、どれだけ頑張っても、あれだけの結果は出ないと思う。しかし、広島までは本当に遠い。岡山辺りで釣れるところは無いのか…。またネットで調べよう。