先週からタチウオが好調になった。どこまで信じれるかはわからないが、数字で50匹をオーバーする釣果も出ていた。先週はアオリイカに行ったし、前回のタチウオ釣りが不満の残る釣果に終わったので、その不満を解消するつもりでタチウオ釣りに行くことにした。
朝、朝食を取り、いつものJRの一番電車に乗った。昔は、本当に釣り客がたくさん乗車していたし、座席も空いていたが、今は格安バスの旅行帰り客が大阪からたくさん乗車していて、三ノ宮まで座れない。三ノ宮からは、朝まで遊んでいた若者が一杯乗ってきた。この光景は今も昔も変わらない。25分ほどで舞子に到着し、改札を出た後、道中にあるコンビニで氷を購入し乗船場まで徒歩で向かった。
乗船場に到着すると、6,7人しか待っていなかった。昨日、予約の電話を入れた時は13人目と聞いていた。通常は、電車の客はどうしても最後の順番になるのだが、何故こんなに少ないのか理由がわからなかった。順番待ちにクーラーを並べると、「いつもホームページ拝見させてもらっています、ホンモノに合えるとは思っていなかった」と、順番が前となる M氏が声を掛けてこられた。色々と話をして 船を待っていると、残りの方が来られた。河合船頭の知り合いの方々で団体さんであった。
6:30、船が着岸し、みなさん乗船したところで出港となった。ポイントは須磨沖である。20分ほど走るとタチウオ船団の西の端に到着した。 大阪湾の釣船が全て来ているように思えるぐらいたくさんの船が居た。暫くしてポイントを決めたのか、「やりましょか」のアナウンスで釣り開始となった。水深は83m 、結構深いポイントである。船頭と道中に話をしたのだが、このところこの深さのポイントで良く釣れているとのことであった。
タチウオのタックルは、極鋭マダイ3.6mにシーボーグ150S、道糸はソルティガセンサーの2号、先糸はフロロの6号を3mに自作リーダーを50cm、タチウオテンヤは40号を使った。なお、テンヤには魔性のテールを装着した。(前回実験したら、着けた方が特に降ろす時に良く止めが出た)
一流し目、隣のM氏がすぐにヒット、上がってきたのは放流ぎりぎりサイズであった。暫くして私にもヒット、これも似たようなサイズで、とりあえずキープした。それからの2流しは頻繁にアタリがあり、何とかキープ出来るサイズのタチウオが釣れた。このポイントでは、途中から40~50mの浅い棚で良く当るようになった。その棚で釣れることがわかると、底まで落とさず途中で止めて、釣るサイクルを早くした。その結果、9時前の時点で12匹釣る事が出来だ。このままこの食いが続けば、本当に50匹ぐらい釣れるのではないか…と思ったが、3流し目からはピタッとアタリが遠のいてしまった。丁度、毛糸先生から電話があり、前に行かれた時も同じような状況であったということを聞いた。
その後は、忘れかけた頃にポロリポロリと釣れたが、型の良いタチウオは釣れなかった。そんな時間が暫く続いたが、11時前頃に移ったポイントで入れ食いが始まった。隣の M氏と60mぐらいで良くアタリますねということが一致していた。降ろす途中でテンヤを止められることもしばしばあった。このポイントで釣れるタチウオの型は殆どが90cmクラスで、アタリも掛けてからの締め込みも朝のとはまるで違っていた。
その釣れている中で、一匹だけメーター超えが釣れた。初めのアタリからして、竿先を引き込む幅が非常に大きかった。掛けた瞬間は、穂先が一定の場所に止まっているかのようになる。その感触でタチウオは大きさが推測出来る。一番前の釣り座であったことと、この船には屋根(テント)が無いので、そのまま竿で抜き上げた。やっぱりメーターを超えて来ると重量感があった。
結局、この流しで良型のタチウオばかり11連チャンで釣ることが出来た。但し、この日は、朝からテンヤのリーダ上の先糸部分から切られるトラブルが3回も発生した。仕掛けを降ろしている最中に2回、掛けた瞬間に1回起こった。先週、成金竿男が、道糸から何回も切れた…と報告があったのだが、糸が痛んでいたのではなく、タチウオの群れを通った時に、タチウオの歯が何らかの原因で当って切れたのかも知れない。糸の切り口は、タチウオの歯が原因としか言えないようになっていた。
入れ食いが続いていたが、「上げて下さい」のアナウンスでポイント移動となった。移動して釣り始めたのだか、先ほどの流しのようにアタリが無い。M氏と何故釣れていたのに移動したのかわからんなあ…とつぶやいた。タチウオは釣れていたら、そのまま釣れなくなるまで、流し続けることが良い釣果に繋がると思っている。理由は、ここに居るというポイントが、はっきりしない魚であるからだ。
12時から12:45の間は、殆ど釣れず沖上がりを迎えた。結果、放流6匹を含み30匹であった。約半分は90cmぐらいあった。帰宅して早速刺身して食べたのだが、鮮度の良い刺身は、コリコリした食感があり、とても美味しかった。しかし、夕食に塩焼きにして食べたのだが、脂の乗りがイマイチに思えた。今年は須磨沖のマアジが、余りにも脂が乗って美味しかったので、その差が余計に感じられた。
本日は、30匹を目標としていたので、何とかその目標は達成出来た。タチウオも何とか思うだけ釣ることが出来て不満も解消したので、今年は終わりにする。来週はヘラブナ、再来週は広島のウマヅラ釣りに行く予定である。秋は釣る魚種も豊富なので、週一の釣が続いてしまう。