2012年10月6日 中鹿丸のアオリイカ①

出船

今年もアオリイカの季節がやって来た。明石海峡周辺の釣船が、9月後半から一斉に出船を始めた。まだ始まったばかりなので様子を見ていたが、日に日に大きくなって、胴長20cm越えが増えてきたので、10月6日に行くことにした。中鹿丸では、半夜の釣りは予約順に乗船出来るので、早めに予約したら一番ということであった。

私が予約した後、成金竿男、毛糸先生とお友達も行くということで計4人で行くこととなった。成金竿男と15:30に阪田釣具で待ち合わせ、隣の王将で早めの夕食を取って16時に乗船場に行った。既に船頭も来ていて、私がこの度作ったアオリの竿を見てもらった。

新しい竿のグリップは、マタギで買ってきた宝石のようなガラス入りの派手な物である。このグリップだけで17,000円、チタンガイドが約10,000円掛かったが、竿というかソリッドは阪田釣具で380円であった。市販されているアオリの竿は、グリップが短く手首が痛くなるので、自分で好きなように作った。(全長1.7m)

皆さん揃ったので16:50出船、目指すは一番近い淡路島のポイントEである。約10分程で到着した。海はベタ凪で、潮はかなり流れていた。それでもポイントの先まで走ったところで「やってみよか」のアナウンスが流れ、皆さんエギを投入した。

まだアオリイカも小さいし、シーズンが始まったばかりなので、一流し目から釣れると思っていたが、誰にも乗らなかった。そして3流しほどしてトモの方が釣ったことを知った。何故かこの日は浅いところを流していた。こんなに浅 いところで釣れるのかと思ったが、居るところを船が通ると乗ってきて、やっと今年初の一杯をゲットすることが出来た。今回私の作った竿は、先調子にしていたので、イカが乗った時の重みが穂先にリアルに現れ、非常に釣り易いと思えた。

初めは潮が速かったが、次第にゆっくりと流れるようになってきた。するとポイントと言うか、居るところに来ると集中的に乗るようになってきた。このような時は、一杯釣ったらすぐにイカを外してエギを投入することだ。このサイクルがうまく回ると、2,3杯連続して釣れることが多々ある。この日も2回3連続ゲットすることが出来た。

全員に乗るような盛り上がりは無かったが、ポロポロと釣れ続いた。しかし、20時頃になると潮が殆ど止まってしまった。こうなると殆ど乗らなくなる。30分ほどの間、誰にも乗ることが無く時間だけが過ぎて行った。そして帰る時刻が迫ってきた20:40頃に、 やっと逆の潮がゆっくりではあるが流れ出した。この流しで私は1杯ゲットした。多い人は3杯ぐらい掛けていた。そして21時となり沖上がりとなった。

沖漬け

結果、私は15杯であった。トモが途中で17杯と聞いていたが、終わってみると数え間違いであったのか、私と同じ15杯であった。型は、私が釣った最大で胴長22cmであった。途中、用意してきていたので沖漬けを作った。タレの中に浸かった瞬間、イカがタレを容器の中で噴射する光景が可愛そうだが、出来上がって食べることを考えると楽しい。沖漬けと言えばスルメイカが有名であるが、アオリイカの沖漬けはそれよりも遥かに美味しい。なお、沖漬けにするなら、あまり大きいと身が固いので、胴長20cmぐらいまでが適当なサイズである。

沖漬けのタレは、醤油1:酒1:みりん0.5の割合で必要な量を用意し、一旦沸騰させた後、冷ませて容器に入れて持参する。容器は密封出来る物を用意し、タレが漏れないようにすること。 (麦茶を冷やす容器で、口が大きく頑丈な物か、梅酒を漬ける瓶の適当な大きさの物が良い)2日ぐらい冷蔵庫に寝かした後、刺身と同じように料理して食べる。その際、レバー刺しを食べる時と同様に、ごま油をち ょこっと付けて食べると食欲が増します。一度試して下さい。

刺身

もう一つ美味しい食べ方が「イカキムチ」です。こちらの作り方は秘密ですが、お酒のアテや、白いご飯にも良く合います。

←左がイカキムチ、右が沖漬け

こんなに美味しいアテがあるとつい飲み過ぎるので、日曜は飲み過ぎないように注意しましょう。

27日は、楽しみにしている今年一回目広島遠征である。大型ウマヅラを思いっきり釣ってやるぞ!!!