2012年7月28日 西田釣船のアコウ

アコウ7月7日に予約していたが、私の仕事の関係で28日に変更してもらった。14日は、丁度ひと潮前になるので状況を確認した。すると前回(6月23日)よりも良くないような返事があったので、次は直前にまた電話して状況を聞くことにした。そして27日に電話すると、最近は海エビを使って餌でタイを狙っており、型の良いタイを先日は4枚釣ったとのことであった。タイは、だいたい朝の一時で時合が終わってしまうので、タイ釣りの後、何を釣るのか聞いた。すると鬼アジかタコと言うので、潮が小さいことから「アコウ」は狙うことが出来ないか聞いてみると、「釣れるかどうかわからないが、狙えるポイントはわかっている」という返事があった。それで28日は、タイ→鬼アジ→アコウ狙いにしてもらう事に決まった。

AM2:00起床。 昨日は会社の宴会があり、幹事をさせられたので、釣りの準備は木曜までに済ませていた。帰ってきたのがちょっと遅くなったので、睡眠時間が3時間ほどしか取れなかった。そのため起きると、何か頭の中がボーっとしているようであった。3:30に毛糸先生が迎いに来てくれ出発。 途中、えさセンターで真鯛に青イソメを購入した。えさセンターを出ると、T一氏が元明石フェリー駐車場から乗船場となる魚市場前に歩いて行く姿を発見した。我々も荷物を降ろして毛糸先生は 、同じ駐車場に車を置きに行かれた。4:20もう一人のメンバO段氏が来てなかったので、確認の電話を入れてみた。すると留守番になっており、その後、すぐに連絡が来たが寝坊したようで、出船に間に合わないので乗船を辞退してもらった。

4:30西田船頭が迎えに来てくれ出船した。この日は3人なので船頭にも釣ってもらうことにした。まずは予定通りタイ釣りからスタート。ポイントは舞子沖で、海エビを鼻掛けにして装着する餌釣りだ。鉤は5本にしたが、慣れてないと餌付けに時間が掛かるので、自分の技量にあわせて鉤数は設定することになる。ポイントに到着した時は潮が止まっていた。それでもみなさん準備が出来ていたので、船頭は潮の流れを確認して釣り開始となった。2流し目、魚探に映りが出ていると言った直後、T一氏にヒット。上がってきたのはタイのダブル。私は上げてみると、エビをタイに噛み潰されていた。ん…ん悔しい!

その次の流し、底から3m上げようとすると、何かが餌を咥えていることが穂先で確認出来た。もう少しテンションを掛けてみると、穂先が海中に引き込まれた。すかさずガツンと合せると魚が掛かった。しかもその重量感から大きいことが良く分かった。巻き上げようとするが、魚が底から離れない。竿を立てるが何回も引き込まれた。やっと巻き上げに入ると、顔を大きく振るしぐさが竿の動きで読み取れる。でかいタイとすぐにわかった。船頭もそれはデカイぞ!と言ってくれた。そして残り20mを切ったところで、テンションがちょっと緩くなった瞬間、ふわっと軽くなり痛恨の鉤ハズレ。おそらく唇に掛かってなかったのだろう。悔いの残るバラシであった。

その後は船頭の一人舞台となり、手釣りでタイを計4枚釣り上げた。また、毛糸先生がこのポイントでアコウの25cmを、T一氏はイサギの40cmを釣った。そして潮が速くなり アタリも無くなったのでタイ釣りは終了となった。次は鬼アジ釣りだ。ポイントとなる瀬戸と呼ばれる海峡筋に移動したのだが、狙っている船は無かった。 本当に釣れるのか半信半疑であったが、とりあえずやってみた。すると一流し目、T一さんにヒット。次の流しは私にヒット。40cmは越えるまるまると太った鬼アジであった。そして途中から船頭も 鬼アジ釣りをスタートした。変わった疑似餌を付けていたが、何がいいのか船頭は好調に鬼アジを釣っていた。そのポイントで、釣れなくて登るため仕掛けを巻き上げると、途中でカタクチイワシがたくさん掛かってきた。最後に狙うアコウ釣りに使うため、T一氏とそのイワシを生簀に入れた。

潮が少し緩んで来ると、ピタっと鬼アジも釣れなくなった。朝早くから出ていたので、一旦岩屋港で恒例の休憩を取った。その間にこの暑さのため、飲み物が不足気味になっていたので 追加購入してきた。そしてアコウ用のタックルの準備が整ったところで再出港となった。ポイントに到着して一流し目、私の竿に反応が…たいていイワシを食っていると思うので、ちょっと待って食い込ませてから掛け合わせた。水深があ り結構重量感があったので30cmぐらいのアコウと思っていたが、上がってきたのは何と30cmほどのメバル。船頭も昼間にこんなに大きいのが釣れたことにびっくりしていた。

今度はトモの方で声が上がった。船頭が玉網に入れて持ってきたのは型の良いタイで、毛糸先生が釣ったものであった。2本鉤の上鉤に掛かったということで、型の割りにはあまり引かなかったらしい。毛糸先生も朝はタイボーズであったので、ホッとされていた。

釣果

そしてアコウ狙いを続行すると、遂にその時が来た。底を取っていると磯場に来たことがわかった。そしてオモリを持ち上げると、魚が餌を食い込もうとしているのが穂先の動きで読み取れた。少し時間を置いて、さらにオモリをゆっくりと持ち上げると、グイッと魚が穂先を引き込んだ。大合せするとがっちりと鉤に乗った。さっきのメバルとは重量感が 全然違っていた。途中、グイグイと引くので、船頭はタイではないかと言っていたが、私は絶対アコウだと確信していた。

電動の巻上げが停止し、残りをハンドルで巻き上げると魚体が見えた。間違いなくアコウである。しかも思っていたより大きい。船頭の差し出す玉網にすんなり収まり手渡された。45cmはあるアコウであった。ここ数年釣っていないので非常に嬉しかった。その後、同じポイントを何回か流してくれたが反応が無いため、ポイントを移動してくれた。

最後のポイントとなったのは、明石海峡のど真ん中あたりであった。このポイントではすぐにアタリが出て、ガシラの良型が連発した。そのうち私に大きなアタリが来た。合せるとまたまた重量感があり、更にさきほどのアコウより、途中でかなりの締め込みがあった。何回か途中でドラグを滑らせたが、やり取りの末、上がってきたのは今度はスズキ、65cmぐらいあった。これまた美味しい魚が釣れた。船頭が「齋藤さんは旬の魚を釣りに来ている」と言われた。その後は、ガシラを数匹追加したとこで潮が速くなり13時頃納竿となった。

釣果

結果、3人で鯛を3匹、鬼アジ9匹、イサギ3匹、スズキ1匹、アコウ2匹、メバル1匹ほど、ガシラは1人5匹ほどの釣果であった。

←今回は、船頭さんから鯛と鬼アジを頂きました。鬼アジでも40cmはあるのですが、たくさん釣ると小さく見えます。

帰ってすぐに鬼アジの刺身を食べたら、思った以上に脂が乗っていて美味しかった。夕食は、スズキの塩焼きとアコウの造りを味わった。こんな美味しい魚を食べれるなんて幸せ!!!

今回、「西田釣船のマダイ②」となるところであるが、あえて「西田釣船のアコウ」とした。理由は簡単である。私は2回続けてマダイボーズだからだ。あの大型をバラすことが無ければマダイ②であったのに…しかし、本日はアコウを釣ることが一番の目標であったので、狙って釣ったことがとても嬉しい。

また来年、6,7月に乗船させてもらうおう。西田さん宜しく。