2012年7月22日 仙正丸のマアジ②

いけす

8日に行った河合釣船のマアジの結果が良くなかったので、毛糸先生ともう1回マアジに行こうと約束していた。寸前まで状況を見ていたのだが、河合釣船は平日にお客さん が無く、出船していなかったので、状況がわからなかった。逆に仙正丸は、平日もお客さんが多く、ほぼ毎日出ており、釣果を確認することが出来た。

状況の傾向として、潮の大きい時は須磨沖のマアジ釣りが長い時間出来て、潮の小さい時は、淡路のマアジが良く釣れることがわかってきた。22日は中潮だが、大きめなので話し合った結果、須磨の仙正丸に行くことに決まった。

朝5時に迎いに来て頂き出発。途中、寸前にあるエサ光で、氷と刺し餌を買って入り口に向かった。水族園を越えて門の近くに進むと、国道まで開門待ちの車が並んでいた。その行列の最後に並ぶと、丁度門が開いたのか並んでいる車が動き出した。ゾロゾロと入り口に進むことが出来て、駐車証を受け取り駐車場に進んだ。今、海岸には海の家がたくさん作られており、徹夜で開いているところも結構あった。昔と違い、海の家もカラフルに綺麗な店が多かった。そしてもう少し進むと駐車場に到着した。

荷物を持って乗船場に行くと、たくさんの方が集まっていた。今日は何人?と聞くと、何と24人(満船)ということであった。その後、乗船順の抽選が行われ毛糸先生が引いたのは16番、グループも居たので最後の乗船者となってしまった。乗船すると何故か左舷トモが開いていて、2人はそこに座るよう指示があった。6時出船、まずはタコからというのでタコの用意をした。釣座には、バケツに手羽とイワシが一つずつ用意されていた。私はテンヤに手羽を付けることにした。

明石大橋の寸前でエンジンがスローになり、ポイントに到着したことがわかった。潮を暫く確認して「やって下さい」とのアナウンスが流れて、みなさん一斉に仕掛けを下ろした。タコ釣りは、はっきり言ってどうすれば良く釣れるのかわかっていない。常連の方で上手い人が居るということなので、何か釣る技術やタックルがあるのだと思う。そのうちポロポロと釣れ出して、このポイントで3杯釣ることが出来た。その後は潮が速くなってきたので、船は淡路の西浦を目指した。

潮が大きい時の午前は、このポイントにたくさんの船が集まってくる。しかし、今年はこのポイントでたくさん釣れない。しかし、船として他のポイントを知らないのか、結局11時頃までタコ釣りは続いた。それまで、毛糸先生と何時になったらアジに行くのだろうか、今日はアジが長いこと出来ると思って来たのになあ…とタコ釣りやる気の無い2人はブツブツと愚痴を言っていた。やっとマアジ釣りが出来るので、タコのタックルをさっさと仕舞い、マアジのタックルを用意した。タックルはいつも同じで、磯竿1.5号4.8mに両軸リール、道糸PE1.2号に先糸フロロ4号3m、ハリス1.5号の自作サビキにアミカゴ25号をセット。船はいいエンジンを積んでいるので、15分ほどで須磨沖に到着した。

マアジ

海釣公園沖ぐらいから、魚探でマアジを探しながら東に移動した。前回マアジ釣りをしたポイントからだいぶ東のポイントでくるりと旋回して、やって下さいのアナウンスが出た。一流し目、アナウンスが出てから暫くして、刺し餌を付けた毛糸先生にマアジがヒット。私はその流しはハズレであった。ががが…次の流しからは、刺し餌なんて不要の入れ食いが始まった。と言っても入れ食いは私と毛糸先生の2人だけ。理由は魔性サビキを使っていたからだ。

気の毒だったのが隣近所の方、サビキのことを仲乗りのソウハチ君は知っているが、周りの方は知らない。何故我々2人だけ入れ食いなのか…。サビキを何回も替え たり色々していたが、結局5匹も釣っていなかっただろう。時合は短く、釣れているのは1時間ほどの間であった。最後の30分ほどは、同じポイントとは思えないぐらい何も釣れなくなった。我々は、手返し良く釣ることが出来てお互い18匹であった。13時納竿となったのだが、港まで3分も掛からないポイントだったので、ゆっくりと走ってくれて魚をシメることが出来た。

帰る途中、お客さんがソウハチ君に「何であの人らはあんなに釣れるんや」と聞いていた。ソウハチ君は「あの人の使っていたサビキは自作なんですわ…」と答えると、どうしようもないのでその後の言葉は無かった。しかし、威力バツグンである。このサビキのお陰で、この夏は美味しいマアジを自分だけでなく、たくさんの人に食べさすことが出来た。

タタキ

釣果は、マアジ18匹とタコ5杯であった。マアジは、胴体が本当に良く肥えていた。帰ってタタキにしてみたが、ポンズに身が触れた瞬間、脂がパッと広がった。夜は塩焼きにして食べた、「絶品」だと思った。 淡路沖のものより、より脂が乗っていて身がジューシーで味があった。 まだ釣れ続くのならあと一回行ってみたい。ただ、この日も本当の小アジが混じり出した。型の良いものたげを釣るのが難しくなってくるかも知れない。