2012年7月15日 新松池のヘラブナ②

新松池-1

今年に入って7回目のヘラブナ釣りだ。 例会の前に、6月度までの中間成績が発表され、私は2位であることがわかった。今年はまだ優勝も出来ていないし、もっと悪い成績だと思っていたが、意外と上位に位置していた。成績表を見ると、ある一人がダントツに良いということなく、上位の者が均等な成績であった。ということで、年間優勝はこれからの4回に掛かっているので、この日は開始前から気合が入った。

今月の例会は 、釣道会と合同で行った。ヘラブナ釣りも人口が減ってしまい、どこの会とも10人ぐらいの会員しか居ない。そのため、年に1,2度、合同で月例会を開催している。ヘラブナ釣りは競技であり、人がたくさん集まるほど、色んな方と知り合え、色んなことを聞くことができ、また上手い人はより高度な競技を楽しむことが出来る。釣好会もこのところ常時12,3人の例会で、ちょっと寂しい感じがするので、この合同の例会を楽しみにしている一人である。

この日も会員の方の車に同乗させて頂き、6:20頃に池の駐車場に到着した。 道中、有馬街道を通ると、かなり濃い霧であったが、三木に向かうに従って霧も無く、到着した頃には晴れ間も見えていた。駐車場は、既に8割ぐらい車で埋まっていた。釣れない…という割には、お客さんの多い日であった。

全体で参加者は22人、 7時前に釣り座の抽選が行われた。釣座を親睦という意味で交互にするため、まずは会として偶数か奇数のジャンケンが行われた。釣好会は負けて偶数となった。そして次は釣座の抽選となり、私は「22番」を引いた。 一番右端の場所で、条件としては非常に良いところであった。

この日の作戦は、竿はダイワXの18尺で段差の宙釣りである。皆さん短竿で桟橋の近くを釣る方が多いのだが、逆に私は沖合いの魚にターゲットを絞った釣りである。私はこの釣り方で、このところ良い成績を連発している。用意が出来たところで打ち込みに入った。

1投、2投…打ち込みを続けていると、緑亀がウキ近くに寄ってきた。誰も沖合いを攻めないので、私が打ち込んだエサを食べにきているのだろう。最悪は、その亀が釣れてしまうことだが、どうも浮いているエサを食べているようで、鉤には掛からなかった。そのうち、ウキの周りに泡が出だした。ヘラブナかブルーギルが寄ってきたサインである。打ち込み間隔をちょっと早めにすると、なじみかけたウキがスパッと消し込まれた。軽く合せるとキューンと糸鳴りさせて竿が絞り込まれた。この池のヘラブナのサイズは 、平均して尺はあるのでその引きはかなり強い。

竿を立て、じっくりと引き寄せタモに導いた。これでボーズを脱出した。すぐに打ち込みを続行すると、同じような消し込みアタリがあり、合せるとぐいぐいと力強く竿が曲げられた。その引き方からこれはスレだとすぐにわかった。 結構時間を要したが、何とか鉤外れせずに上がって来たのは丸々とした40cmぐらいある大型である。当日のお楽しみルールで、40.1cm以上を釣ると全員から100円ずつ徴収することが出来る。メジャーをあてると40.5cmあったので、すぐに会長のところで検寸してもらった。すると正確には40.2cmであった。私は、ニコニコしながら全員(21人)から100円徴収させてもらい、2100円の臨時収入を得た。

その後は、寄ってはきていても、食わせ餌を食ってくれず、午前は4匹の結果に終わってしまった。中央の歩道を境にして左側の桟橋は、トップで3枚という悲惨な状況だと聞いた。我々の右桟橋は、悪いながらにもポロポロと釣れていた。私の隣の方は、短竿で9枚釣られていた。

新松池-2

12時から午後の釣りが開始された。天気が良いのでパラソルの用意をしていたが、昼前から時より強風が吹き出した。そのため、周りで何人もパラソルを池にはめられていたので、 使用は控えることにした。日差しは強かったものの、風があったので何とかしのげた。

10発ぐらいバラケを打ち込んでも、ウキに何の変化も見られなかった。 しかし、我慢して続けているとアタリが出だした。掛かりはしないものの、バラケエサをヘラブナが食いにきているとこが、ウキの変化から読み取れた。さらに続けて打ち込んでいると、ウキがなじんだ直後、スパッと消し込まれた。慌てることなく合せるとうまく鉤に乗った。長竿なので時間は掛かるが、じわじわと寄せてタモに収めた。

その後、何故か食いの良い状況が暫く続き、ポロポロと連続してヘラブナを釣ることが出来た。その中で、今度はちゃんと口に鉤掛かりさせるも、かなり力強く引く魚が居た。水面に上がってきたのは、朝釣ったヘラブナより確実に大きいと感じられる1匹であった。これまた取り込みに時間は掛かったが、タモで掬った後メジャーで検寸すると41cmあった。またまた会長のところに行こうとすると、桟橋に居るメンバーから「ええ加減にせえよ、今度は払わへんぞ」の大ブーイングがあった。検寸すると40.5cmで2回目の100円徴収となり、計4200円の儲けとなった。

その後もポツリポツリと釣れて、 15時の納竿までに10枚ぐらい釣れ、全体の順位は5位となった。端の良い場所で5位はちょっと下手というか、釣り方がまずかったのかも知れない。今後は、皆さんやられている短竿の釣りを勉強することが必要だと思った。会とは別の日に誰かに連れて行ってもらい勉強しよう。

全体で5位であったが、釣好会では2位となった。これで1位と互角の点数になった。あと3回で優勝が決まるので、一回一回悔いの無いように頑張るつもりだ。

船は、まだアマジとタコが釣れているみたいなので、またマアジを釣りに行く予定だ。自作のサビキ「KS」は本当に良く釣れる。このサビキは研究して本当に良かった。釣りまくってやろう。