6日夜から7日未明にかけて近畿地方では大雨が降った。丁度その時、私は夜間の仕事があったので、ずっと雨の模様を見ていたが、大雨と雷ですごかった。但し、私が帰宅した7日の早朝には雨は上がっていた。
この大雨が原因と思うのだが、河合釣船は7日は出船していなかった。そのためか、8日は2日間分の釣客が固まったのか、大盛況であった。(左の写真は出船前の乗船場)
久しぶりの晴れ間が広がり、風も無く絶好の釣り日和であった。ただ、夏なので暑さ対策が必要となってきた。この日は、マアジとタコの2本立ての釣りであった。
6:25頃、船が着岸し順番に乗船した。我々は、右舷の中央に座った。 全員が思い思いの釣座に着いた後、タコ釣りの餌となる「手羽先」が配られた。釣りを知らない人であれば、タコ釣りの餌に手羽先を使うなんて想像も出来ないだろう。私も初めて聞いた時は、絶対にウソだと思った。しかし、事実として釣れるのだ。船頭は、手羽先を配った後、タコ釣りからスタートするとのアナウンス。ポイントは、淡路島の西浦ということであった。
20分ほど走ってポイントに到着。周りを見ても漁師の船が数隻居る程度であった。流れを見て「やりましょか、水深30メートル」とのアナウンスが出て釣り開始となった。みなさん一斉に仕掛けを投入した。最近、タコ釣りも定着化しており、テンヤやテンヤの上に付ける集魚のグッズも多種多様出回っている。私もがまかつのチャラチャラしたグッズを装着してみた。
タコも多い年と少ない年があり、どうも今年は少ないようだ。20人近く乗船しているものの、釣れている状況を見ると、本当にポロリポロリという感じでヤマ場が無い。コトコトと海底をテンヤが引きづられていることが竿先に伝わってくる。タコが乗るとウイ~ンと重みが乗って穂先が曲がって行く。じっくりと抱きつかせてから、「エイ」と竿をしゃくって合わせるのだが、この合せた瞬間にタコの大きさがわかる。
たまに大きいと思っていたら、タコが岩を一緒に抱いて上がってくることがある。こういう時はガッカリだ。はっきり言って、誰に聞いても「タコ釣りは面白くない」と言う。だが、食べて美味しいのでやるんだというのが大半の意見である。私も同感である。
開始して、ミヨシの家族連れが絶好調。横流しなので潮先だとゆうことも無いし、何が良くて良く釣れているのか全く不明であった。そのうち、私にも初めての乗りがあった。穂先がどんどんと曲がっていったので、頃合を見て思いっ切りしゃくると、ズシンとぞうきんを引っ掛けたような感触が伝わってきた。間違いなくタコである。しかもかなり型が良さそうだ。途中、緩めると良くバレるので一生懸命巻き上げた。上がってきたのはキロオーバーのタコであった。これでおかずが出来たのでホッとした。
隣の毛糸先生もポロポロと釣っているが、釣れるタコの大半が中、小型であった。約3時間ほどで私は5杯ゲット出来た。全体的にはボーズも結構あるような状況であった。この釣りでは、竿が柔らかいと良く外れてしまう。今回私は、先調子の80号を使った。感じ的にはこれぐらい硬く無いと、合せた時にしっかりと鉤掛かりしないようだ。周りの常連は、ジギングの竿を使われている方が多かった。
タコ釣りの後は、美味しいマアジ釣りである。ポイントは東浦なので行程40分は掛かる。天気が良いので、走っている時は涼しく気持ち良い。ポイントに到着して魚探を見てマアジを探しているが、どうもココという群れが見つからないようだ。暫くして群れを見つけたのか、「やりましょか」のアナウンスがあり釣り開始となった。
この日のタックルは、お決まりの磯竿1.5号4.8mに両軸リール、道糸PE1.2号に先糸フロロ4号3m、ハリス1.5号の必殺サビキにアミカゴ25号をセット。
スタート直後は誰にもマアジは釣れなかった。しかし、違うポイントに移動した直後から釣れ出した。ただ、釣れるポイントが狭い。前回もそうだったが、一匹釣って再度投入するも、2回目の投入では殆ど釣れなかった。 ただ、ある流しは2回投入でき、しかもダブルで釣れた。暫くするとこのポイントも釣れなくなり、色々と別のポイントも流してみたが、殆ど釣れなかった。途中から釣れないので、家族連れの子供さんは、お昼寝タイムとなっていた。
13:00「おきましょか」で納竿となった。結果、マアジは11匹であった。帰る時、常連さんは10匹と言っていた。まだ暫くは釣れると思うが、今後、良くなるのかどうか全く予測が出来ない。状況を見ながらの釣行となる。
帰ってタコの刺身を造った。毛糸先生がタコの刺身について、料理を教えてくれたので、その通りやってみた。足の内側の皮は切り落し、吸盤だけを残す。その足をバーナーで炙って火を通し、身にハモの骨切りのように2,3ミリ間隔で切り目を入れて、適当な大きさで切るという料理である。(左の写真が完成例)
タコの身に切り込みを入れることにより、噛み切り易く感じた。吸盤もバーナーで焼かれてそのまま食べれるのが良い。みなさんも試されてはどうですか?マアジは、やはり塩焼きである。脂がしたたり焼いている時、プチプチと音が聞こえた。11匹は寂しいなあ。せめて20匹は釣りたい。
今後、状況が回復することを期待している。