2月は長潮・若潮の日が土日に無かったので、ガシラ釣りには行かなかった。小潮の日でも釣れなくは無いが、やはり行く限りは満足出来る日に行きたい。そして3月、3,17,18日が狙い目となる。17,18日は用事があるので3日に行くことにした。
1週間ほど前に毛糸先生も行きたいということで予約した。当日の客は、結局4名ということであった。5時頃、毛糸先生が家まで迎いに来てくれ出発。5:40頃に乗船場に到着した。暫くすると船頭と常連のK氏が来て出船出来る状態となったが、船頭が電動リールを家に忘れてきたので、奥さんに持って来てもらうという事でそれを待って出船した。
明石港を出ると、予想はしていたがイカナゴ漁の船団が、ずらりと一直線になって操業していた。この船団をすり抜けなければ淡路側に進めない。船頭はジクザク操船してうまくすり抜けた。そして第一のポイントMに到着した。ポイントには、既に4隻ほど乗合船が居り、どうやらメバルを狙っているようであった。船頭は、暫く流れを確認した後、「やってぇ~」のアナウンスを出し釣りスタートとなった。
スタート地点からヤマを見ると、既に引き潮となっていた。引き潮になっているということは、今後はだんだんと潮が速くなるということである。どれだけの間釣が出来るかわからないが、この日は短いと思った。海は穏やかであったが、イカナゴ漁の船がたくさん行き交い、船が通る度にその波で船が揺れ釣り辛かった。
いつものようにオモリが底についたら即糸フケを取り、50cmほど底を切りゆっくりとオモリを底につけてアタリを待つ。「クククッ」とカサゴのアタリがダイレクトに手元に伝わってくる。慌てることなくスッと竿を立てて電動のレバーを回すのだが、この日は小型が多いのか、アタリがあっても鉤に掛からないことが良くあった。メバル釣りのポイントでもあるため、だいぶ釣り荒れてきたのであろう。しかし、このポイントは釣が出来る時間が短いので、そこそこ良型のカサゴが釣れ続いた。そして2時間ほどすると、潮が速くなり根掛りが頻発するようになったので、場所を移動することとなった。この時点で30匹程は釣れていた。
次のポイントは、1月3日は釣れなかったポイントOであった。 この日は何故か一流し目から釣れた。ここは磯がそんなにきつく無いので、置き竿も出してみた。するとやはり手持ちと同じぐらい当って釣れた。また、このポイントで3人メバルを1匹ずつ釣り上げた。私も1匹ゲットしたのだが、30cm近い良型であった。こんなメバルがサバの切り身で釣れるのかと思うと、メバル釣りを必死にやっている人がかわいそうに思えた。
しかし良いことは長く続かないものである。せっかく釣れているのにイカナゴ漁の船団が、釣っているポイントの上を通るみたいであった。船団の1隻が我々が釣っている船に寄って来て、もうすぐ網船がここを通ることを示唆しているようであった。船頭もさすがに諦めて場所移動となった。
最後のポイントとなったのがFであった。この場所で私は過去に、メバルを山盛り釣った記憶がある。釣り始めは潮が全く動かず、時間だけが過ぎていったが、30分ほどすると潮が流れ 出しポロポロと釣れ出した。釣っていて荒い磯の周辺は良く釣れるのだが、少し離れてしまうと全く釣れなかった。1時間ほどの間であったが、良い場所に当った時に手早く投入出来たことが良かったのか、そこそこ数を伸ばすことが出来た。
13時「悪いけど置こか…」のアナウンスで沖上がりとなった。道具を片付けて釣ったカサゴをシメながらクーラーに納めた。この日はカサゴ80匹とメバル1匹であった。 食いがイマイチであったので、もっと少ないかと思っていたが、まずまずの釣果であった。通常は目標を100匹越えにしているが、このような状況では達成出来ない。100匹越えは長潮でなければ難しいと思う。
今年は、イカナゴがそこそこの値段で売られているところを見ると、豊漁だと思う。メバルもたくさん餌を食べて、元気に肥えて欲しい。そしてそのメバルを、夜釣りで大漁したいと思っている。中鹿丸も状況を見て、今後夜釣りに出船すると言っていた。しかし、メバルの美味しさを考えると、4月中頃以降でなければ、本当に美味しくなっていないというのが、みなさんの意見であった。
私は4月に入って、状況を見てメバル釣りに行く予定だ。