2012年1月28日 友香丸のウマヅラ①

広島-1

今季3回目、今年初めての広島遠征だ! 私は明石海峡で、年を越してからのウマヅラ釣りを経験したことが無いが、広島では3月まで釣れるということを年末に聞いた。その時、仲間も是非行ってみたいということで、釣行することが決まった。

前日、インターネットで天気の状況を確認すると、そんなに風も無く、釣には問題無いことがわかっていた。18:55の天気予報を見て、釣行出来ることを確信して風呂に入った。そして20分ほどして風呂から上がると、携帯の着信ランプが点滅していた。誰から?と見てみると「友香丸」が表示された。一度 、悪天候で中止になった際、同じような時刻に電話が入ったので、こんなに良い予報なのに中止なのか???と連絡したら、逆に「明日は大丈夫ですので気を付けて来て下さい」とのことであった。しかし、この連絡は私にとって心臓に悪かった。行けるなら、何も連絡が無い方が安心出来る。

今回のメンバーは、毛糸先生、金魚氏、高校の同級生J氏と私の4名であった。 いつものように深夜1時頃、私の家まで迎いにきて頂き道具を積み込んで出発。 六甲道駅で金魚氏を拾ってJ氏宅に1:45頃に到着した。全員そろったところで山陽道を走り一路広島を目指す。道中1回休憩して、午前5時頃に乗船場近くの釣具店(アングル)に到着した。前に来た時は、がまかつの「うまづらはぎⅡ」を置いていなかったが、人気が出てきているためか陳列されるようになっていた。

隣のセブンイレブンで朝食と昼食を購入した後、すぐ近くの乗船場に到着した。暫くすると、他のお客さんも全員揃い6:10頃、早々と出船した。 当日の釣り客は8名、我々4人は前に座らせてもらった。というのも、我々のように竿をしやくって合わせる釣りの場合、頭上にテントがあると非常に釣り辛いからだ。この日も明石のウマヅラの釣り方を教えてあげた地元の方が来られていた。私の教えたことが良かったのか、以前よりすごく釣るようになり、面白くてしょうがないと言っておられた。

広島-2

少し風があったためか、ポイント周辺には7:30頃に到着した。この日は、ポイントに到着 しても、魚探に良い映りが無いようで、何箇所も確認していた。そして8時前にやっと25mです…とスタートの合図が出た。 しかし、一流し目はアタリ無し。2流し目は気配がした後、スッと穂先が入って1匹目をゲットした。ボーズ脱出で気は楽になったものの、どうも前回までと違い食いが悪い。一流しで竿が立つのは1人か2人で、しかも誰も釣れないことも多かった。その要因として、この日は潮が速かったことが挙げられる。今までは意識して小潮まわりに来ていたが、この日は中潮で、ちょっと速いと思われた。

それでも朝の間はそこそこ食い気があり、各自ポロポロと釣れていた。ウマヅラ初挑戦のJ氏も、ウマヅラのアタリが分かり難いと言いつつ、ウマヅラをゲットしていた。2,3匹に一匹は30cm以上の良型で、みなさん玉網を使って取り込んでいた。

初めは釣れていたのだが、段々と釣れなくなり、アタリも無くエサも取られない流しが続くようになっていった。船頭はこまめに場所を移動してくれたが、何処ともパッとせず、時間だけが過ぎていった。お客の中には、メバル仕掛けを付けて釣っている方がおられ、メバルをコンスタントにあげていた。

この日は、使う仕掛けについて悩んだ。何処の釣場でも、水温が下がってくると食いが悪くなってくる。その場合は、鉤を小さくする方が良い。ということで、この日の仕掛けは鉤6号でハリス2号の仕掛けを使った。水温が低くなっているためか、魚を掛けてもそんなに強引に走りまわられることは無かった。

広島-3

そして終盤の12:30頃に移動した場所だけが、ウマヅラの食い気があった。私はこの場所で初めは中型を、そして後半は大型をゲットすることが出来た。船頭は、食いが悪かったので、時間を延長してまで釣らせてくれたが、前回までのようにはならなかった。魚探には映っているのだが、食い気が無いと言っておられた。

14時ぐらいまで粘ってくれたが、結果16匹に終わった。毛糸先生は17匹、金魚氏9匹、J氏8匹であった。みなさん今日は、はっきりしたアタリが少なかったとボヤいていた。エサをたんまり持参していたが、期待が外れて撒き餌となってしまった。

帰る前に船頭に話しを聞いたところ、そろそろウマヅラは終わりということであった。帰りの車中、今年の秋も広島遠征することについて、話が盛り上がった。これだけウマヅラが釣れる場所はそんなに無い。時間を掛けて来ても、それだけの結果が出る。今年 は何回行くことになるのだろうか。