11月23日に私が47匹釣ったことが中鹿丸のHPに出た後、同級生のJ氏からメールが届いた。今度12月4日に中鹿丸に行くので一緒に釣りをしようという内容であった。カワハギは、ある日突然釣れなくなることが多かったので、寸前まで様子を見て判断することにした。
中鹿丸の状況を見ていると、アオリイカを狙える最後の時期だと思わせる状況(大型ではあるが2桁は厳しい)であった。しかし、うまく行けば5杯ぐらいは期待出来る状況であったため、3日のアオリイカに行くことを決断した。しかし、当日予約したものの、午後は段々と風が強まり、出発して丁度三ノ宮駅で新快速に乗り換えしようとしていた時に 、船頭から連絡があり中止となった。
家に帰って天気予報を見ると、明日は北西の季節風が強いという予報であった。北西の風なら淡路島の東側は風裏になるため、カワハギ釣りに支障はない。明日はカワハギに行くことにして予約を入れた。そしてJ氏にも明日行くことを連絡した。
4日、いつものように一番電車で明石まで乗車、そして徒歩で乗船場へ。 到着した時は、ジャリ置き場から乗船の方以外は既に乗船されていた。J氏が隣に場所を押さえてくれていた。左舷ミヨシから2番目の釣り座となった。すぐにセッティングをして、えさの準備に取り掛かった。前回、アサリしか釣れない時間があったので、前日スーパーに行き、一番小さいアサリのパックを買った。しかし、食用であるため小さいとはいえ、5号の鉤にはちょっと大きかった。
6:30出船、この日も前回と同様にポイント Fに向かった。そして20分ほどでポイントに到着し、すぐに釣りスタートとなった。一投目、J氏が即根掛り…。次に私も…。これは根に掛かったのではなく、どうもロープのようだ。引っ張ってもすぐには切れず、ある程度引っ張ると切れた。海上を見渡すと、南北にブイがあり、その一直線上に船があるようであった。つまりはタコ壷のロープが海底にあったのだ。そして2流しもほぼ同じ流し。すると今度は左舷も右舷も前2人ずつロープ掛かりが発生。私もJ氏もカワハギを釣っていない状態で、仕掛けと高価なオモリを2個損失した。
船頭 にロープがあることを伝えると、次の流しからはロープに掛からないようになった。そしてやっとカワハギを釣ることが出来た。私はアサリも持参していたが、まずはエビを使ってみた。J氏は逆にアサリのみを使っていた。どちらが良く釣れるかとみていたが、変わりは無いように思えた。隣で釣っていると、やはりアサリのエサ付けは時間が掛かっていた。その点、エビは刺すだけなので早く付けることが出来る。
この日は潮が速くなることなく、ずっと釣り易い状況にあったが、何故かカワハギの食いはイマイチに思えた。船頭もポイントを色々と変えてはいたが、どこもパッとしなかった。結局最後は、一番最初のポイントに落ち着いたようだった。この日も青ベラの大きいのがたくさん釣れた。周りの人も釣果の半分は青ベラだったと思う。
結局カワハギは32匹であった。J氏も30匹ということで、この日はアサリが特別良いということは無かったようだ。大型の青ベラも20匹ほど釣れた。帰ってすぐに刺身にしたが、 やはり美味しかった。 どの魚もそうだが、刺身をおいしく頂くためには、帰る間際まで魚を活かしておき、必ずシメて帰ることだ。これをするのとしないのでは、魚の味が全然変わってしまう。シメずに持ち帰って方は一回試してみてはと思う。