2011年11月13日 中鹿丸のアオリイカ③

岩屋スペシャル

先週は広島で、ウマヅラを2日間で3桁釣ることが出来た。久々の快感であった。チャンスがあれば、年内にもう1回ぐらい行ってみたいと思っている。

さて、明石海峡周辺の状況といえば、タチウオ、アオリイカ 、カワハギ狙いが続いている。水温が下がらないせいか、対象魚が変わらない。どの魚の釣果もパッとしないが、アオリイカの型は、日に日に大きくなってきていることは確かだ。大きな物は、胴長30cm、重量が1kgを 越えてきている。アオリイカ釣りは、スタート直後は型は小さいが数釣れる。しかし、終盤になると型は良くなるが数釣れなくなる。数も型も狙うなら何時がベストなのか?答えは「今」だ。

ずっと中鹿丸の釣果を見ていて、今年の勝負をかける日を考えていた。すると11月9日に釣果がグッと上がった。船頭に電話して何処のポイントで良く釣れたのか聞いたところ、ポイントTで釣れたということであった。ポイントTは、昔から大潮の日に良く釣れる傾向が強い。それでは勝負に出ようと12日か13日に行くことにした。天気はどうでも良いのだが、お客が多いとマイナスの要素が増えるので、日曜(13日)に決めた。

乗船開始が16:30ということで、明石で夕食も取ることを考慮して15時頃家を出発した。JR六甲道駅のホームで電車を待っていたところ、反対側の上りホームで、何と人身事故が発生してしまった。通勤時もしばしば痛い目にあっているので、当分回復しないことはすぐにわかっていた。そこで阪神電車の駅に向かった。事故が起こった直後であり、振替輸送はまだやってなかったので、そんなに混雑することなく明石にたどりつくことが出来た。事故直後、釣友の金魚氏も乗船することを知っていたので、すぐに電話してあげた。金魚氏も途中の尼崎で阪神尼崎駅にタクシーで乗り継ぎ、17時の出船に間に合った。私が明石駅に到着した時、まだJRは止まっていた。

乗船は予約順であり、私は1番であった。事情で乗船時刻に間に合わないので、船頭に電話して釣り座を押さえてもらった。風向きを考えて悩んだ結果、右舷トモを押さえてもらった。結果的なことになるが、この釣り座は、一番潮下(最悪)となるのであった…。

17時出船、船頭は最初からポイントTに向かった。ポイントに到着して潮を確かめると、南から北への潮(上り)になっていた。ヤマを確かめて「やって」のアナウンスで釣り開始。一流し目、すぐに私にヒット。重いがグイグイ引かなかった。上がって来たのは今年初めてのハリイカだった。すぐに外してエギを投入、するとすぐにまたヒット。今度は本命のアオリイカだった。これでボーズから逃れられたとひと安心。

釣り始めは潮は緩かったが、次第に速くなっていった。実は、このポイントでは潮が速い方が良く釣れることが多かった。やはりこの日も、潮が速くなると乗りも良くなった。群れになっているのだろうと思うが、釣れる時はバタバタと同時に何人かが竿を曲げた。風向きは、初め西であったが時間が経つにつれて北に変わっていった。そのため私の釣り座は、結局一番潮下になってしまった。一番に選択出来たのに最悪の場所を選択したことになった。情けない気分になったが、根気良く釣っていると、潮先は釣れなくても私にだけヒットすることもあり、数はどんどん伸びていった。また、この日は一回もバラシが無かったので、アオリイカ14杯、ハリイカを2杯釣ることが出来た。船の前方が位置的に良かったので、もっと釣っているのかと思っていたが、結局私が竿頭だった。

釣果

この時期は型もそこそこいいし、数も上手く行けば2桁狙える。勝負を掛けて今回は「正解」であった。帰って料理して冷凍にした。一回で一年分の備えが出来てしまった。これ以上釣って帰っても、冷凍するスペースは無い。しかし、釣るのが面白いのでもう1回ぐらい行こうと思っている。

11月18日、 釣り番組「四季の釣り」を見た。和歌山のエギングであった。その番組の中で、スポンサーが居るので仕方無いことではあるが、やたら「竿」が良いから釣れるようなことばかり言っていた。ウソばかり言っているので、ちょっと腹が立った。良く釣れる理由は「エギ」である。使っていた「ダートマックス」が良いから釣れるのである。竿が良ければ釣れるのであれば、誰も苦労することは無い。やはりたくさん釣るためには、どのエギが良く釣れるか研究することだ。