2011年10月16日 新松池のヘラブナ③

うき

先月の例会は雨堤池で行われた。実は、餌のウドン作りに失敗して、まさかの10位より下となってしまった。それまでダントツの得点で年間優勝は楽勝と思っていたのだが、そうも行かなくなってしまった。ということで、今回は年間優勝のため、気合の入った例会となった。

会員の方の車に同乗させて頂き、6:20頃に池の駐車場に到着した。今日は、例会が少ないのか駐車場は空いていた。その後、駐車場が空いているのは、例会が少ないのが原因で無いことを知った。釣れて いないからであった。

我々が予約している桟橋に、いつもなら置かれているビクが無い。 いつも早く来て置いてくれるメンバーが、今日は休みなのかと思ったが来ていた。忘れているのかと尋ねると、会長がビクを使うと料金が高くなるし、釣れていないので、今回は匹数のカウントで順位を決めるルールにしようかと思っていたようだ。この池は平均して30cmぐらいの良型ばかりであるが、最近、底釣りをしたら20cmほどの魚が結構釣れたということで、匹数勝負にはならないということになり、ビクを使うことになった。

釣り座は奥から2番目の1番桟橋右側で、手前から1~13番となった。私は本日のくじ引きで「1番」を引いた。1番は、今までそんなに当ったことが無い。本当に良く釣れるのは一番奥(右端 )の釣り座ということは知っていたが、ひょっとして釣れるかも…という期待を持って釣り始めた。

現在、まだまだ気温は高いので宙の釣りと決めていた。この日も得意の「18尺の浅棚」でやることにした。バラケ餌は「段差バラケ」、クワセ餌は「カンタン」を使ったセットの釣りだ。この池では、この釣法で良く釣れた経験が多いからである。 この池の宙釣りで長い竿を使う人は少なく、沖の魚を自分の所に寄せることが出来るメリットも大きい。 結果的にこの効果が大きく出た。

10投ほど打ち込んだが、ウキの周りに泡 は出ない。それでも打ち込みを続けていると、ウキがなじんだ直後にスパッと消し込まれた。すかさず合わせを入れると鉤に乗った。型が良いのでキューンと音を立ててぐいぐい締めこむ。暫くして本日の第1号を取り込んだ。その後も打ち込みを続けると、ウキの周りに泡がポツポツ出だした。ヘラブナが寄ってきたサインである。 しかし不思議なのが、通常であれば寄ってくるとバラケ餌に反応してウキにアタリが出るのだが、釣れる時は、前アタリ無しで、一気にウキが消し込まれるパターンであった。

この日は南西の風で、丁度背中からの風向であった。そのため長竿でも楽に振り込むことができ、投点がブレずに魚を寄せることが出来た。全体的に不調の中、午前は私だけが快調に釣れ続いた。午前の計量は 11.6kgでダントツの1位であった。

へらぶな

午後は風が強まり、アタリが遠くなってしまった。しかし、優勝するために粘り強く打ち込みを続けた。午前のようには行かなかったが、ポツリポツリと釣って終了の15時を迎えた。結果、午後の方 も8kg釣ることが出来、優勝することが出来た。表彰の時に聞いたのだが、2位にな った会員は、午後に15kgも釣ったそうだ。午後、ええ加減に釣っていたら、逆転されていたかもしれない。

この優勝で、来月例会に参加するだけで、2011年度の年間優勝が確定となった。これで2年連続の年間優勝となる。

来月も新松池だ。11月は底釣りをしたいが、減水させてくれるかが問題である。