2011年8月29日 仙正丸のマルアジ

須磨

もう8月も終わりなのに釣り物が替わらないなあ…と思っていたところ、仙正丸がタチウオ釣りをスタートした。今月は休日出勤をしていたので1日代休が取れる。マルアジと半々の釣りのようだが、平日なので広々と釣れるものと思って行くことにした。

いつものように一番電車に乗り須磨駅で下車した。海側の階段を降りたところに、親父さんが軽トラで迎いに来てくれていた。あと2人乗ってるハズなので、ちょっと待ってなあと言われ、荷物を荷台に載せ助手席に座っていた。すぐに1人は来たが、結局10分ほど待ってもあとの1人は来なかった。予約して来ない人は結構居るらしい。仙正丸さんのように集客力の強い船はダメージが小さいようだが、乗合船でこんなことをやられると、餌の用意などもあるので本当に困ってしまう。少なくとも早めに連絡するのがマナーだと思う。

乗船場に着くとみなさん既に乗船されていた。びっくりしたのが平日なのにほぼ満船状態。中乗さんの指示で、私は左舷ミヨシに座った。まずはマルアジから釣るということで、タックルをセッティングした。竿はBBX-SPECIALの2号、リールは電動150S。オモリは40号にハリス2号のサビキ仕掛けを使用した。暫くして出船 、初めのポイントは、塩屋の沖辺りであった。

一流し目は誰にも釣れなかったが、2流し目は群れの居るところに船が当ると、バタバタと満遍なくマルアジがヒットした。ただ、たいてい一番下の鉤だけに釣れて来るようで、ダブルやトリプルなども見受けられなかった。そのため、一匹掛かったら慎重に上げるしかなかった。

1匹目はマルアジであったが、2匹目はソーダガツオが釣れてきた。さらにサゴシ(サワラの幼魚)と一体何を釣りに来たのかわからない状態になったが、その後はコンスタントにマルアジが釣れた。しかし、何回も流しているうちに食いが悪くなってきたので、船はかなり沖合いのポイントに移動した。このポイントには何回も来た事がある。水深50mぐらいから30mぐらいに駆け上がってくるところを流す。

ひと流し目、私にヒット。すぐに魚を外して投入すると、またまたヒット。「よし、これからだ」と思ったが、その後はポロポロと釣れる程度で、そんなに釣果は伸びなかった。そして、マルアジタイムは終了した。結果、マルアジは12匹であった。

タチウオ

「タチウオの仕掛けに替えて下さい」とのアナウンス があり、皆さんタックルをチェンジした。私の竿は、極鋭マダイ、リールは電動300、道糸PE2号に先糸フロロ6号でテンヤ仕掛け。テンヤは2個用意しておき、釣れたらすぐにテンヤのみを付け替えて投入出来るようにしておくと、時間のロスを減らすことが出来る。 なお、タチウオ釣りと言えば、皆さんケミホタルを装着されるが、これは着けなくても問題なく釣れる。私は、河合釣船の船頭から教えてもらい、何回も実践して間違い無いことを確認した。

中乗りさんが餌の冷凍イワシを配ってくれたのだが、その時、既に釣れないことが暗示されていた。2人で1パックということで、隣の人と半分ずつにした。その際「餌、半分も使わんほどしかアタリ無いのがわかっているんやねえ」と笑いながらお互い納得した。 船は、暫く走ってポイントに到着した。ここは神戸沖というか、大阪湾の真ん中辺りだと思う。

「やってください。今の水深は63mです」とのアナウンスで、タチウオ釣りがスタート。 一流し目はアタリ無し。2流し目、初アタリが出たが鉤掛かりせず。すぐにテンヤを交換して投入すると、すぐにアタリがあり今度は完全に鉤掛かりした。途中 何回も締め込みがあり、上がってきたのは1m級の良型であった。これぐらいのが5匹ほど釣りたいなあ…と思って釣り続けるもアタリすら無い。周りを見ていても、たまに釣れるが60cm~70cmの小型が殆どであった。

釣果結局、沖上がり前に小型を2匹ゲットしたが、計3匹しか釣ることが出来なかった。この日は、タチウオ釣りに来たつもりであったが、釣果からするとマルアジ釣りになってしまった。

帰宅して、貴重なタチウオを刺身にして食べた。身がコリコリして非常に美味しかった。また、サゴシも翌日塩焼きにしたが、これまたスーパーで買ってくる物と違い美味しかった。問題は、マルアジをどのように食べるかである。刺身以外の料理となると、考えてしまう。結局、三枚に下ろしてフライにした。しかし、そんなに美味しいとは思わなかった。

タチウオもシーズンはこれからだ。もう少し状況が良くなってから再チャレンジしよう。