夜メバルは、5月後半から6月上旬にかけて、状況を見ているとパッとしない日が続いていた。しかし、中旬になってやっと「青イソメ」の餌での釣果が伸びてきたので、一度行って みることにした。船頭の話によると、前日は南風が強く、本命のポイントには行けなかったそうだ。
この日も、天気は良いが陸でも風が強く吹いていた。往時、JRの車窓から明石海峡を見ていたのだが、南寄りの風が結構きつく、大橋付近では白波が立っていた。 明石海峡周辺では、夏になると夕方から南寄りの風が吹くことが多い。漁師達はそのことを「マゼ」と言っている。状況としては、まさに「マゼ」だ。風があったが、釣りは出来そうだったので、 船は予定通り18時に出船した。
明石海峡を渡る時は、そんなに風は無かったが、松帆を越えた頃から正面からの風(南風)が強くなってきた。 更に鵜崎を越えると強風で白波が立っていた。ただ、風の方角のためか、目的のポイントBには入れそうだと船頭が言った。ポイントに到着すると、かなりの強風であったが、とりあえず釣りは出来る感じ。 (当然、釣り難い状況であった)
「やってみよか」のアナウンスで釣り開始。潮も緩くいい感じであったが、魚探には魚影が出ていない模様。当然釣り人にアタリ無し。このポイントBは、例年大型のメバルが良く釣れるところだ。潮が良いのに魚影が無いということは、今年はもうダメだと思った。暫くすると、船は別のポイント Uに移動した。
ポイントが変わっての一流し目、すぐにヒットしたが型が小さい。しかし、その後は何故か大型ばかり釣れ出した。ムシ餌で釣る時は、一荷であまり釣れないので数は伸びないが、ポイントに当ればほぼ確実に釣れた。型が良いためか、3回ぐらい1.5号のハリスを飛ばされた。しかし、強風で釣り難い状況は変わらない。竿を持っているのが辛く感じられる。
強風のため、操船と底取りがズレると根掛りになってしまう。穏やかならこんなことにならないのだが…。この日は、仕掛けをかなりロスしてしまった。原因は、竿が柔らかかったこと も一因だ。風の強い日は、硬めの短い竿で釣る事だ。トラブルも少なく持っているのが楽である。結局、ポロポロと釣れて予定の22時まで釣りは出来たが、本当にしんどい一日であった。
帰港するまでにメバルをシメ た。数は少ないが、殆ど大型であった。帰宅して数えると、小型3匹大型12匹であった。前回のように小型が数釣れるより、このパターンの方がいいなあと嫁さんが言っていた。(料理が楽)
往時、JRのダイヤが狂っていたので、22:40の快速も遅れていたら乗れるのになあと思って駅に行くと、それどころか新快速が1時間遅れになっていた。たまたますぐに来た新快速に乗れ、そんなに遅くなることもなく帰宅出来た。電車釣り師も、定刻に帰れないこともある。
今回釣行して、大型が釣れるポイントBが、今年は釣れないことがわかった。何か夜のメバルの魅力も薄れてしまった。今後は様子見ながら釣行を考えるつもりであるが、7,8,9月と何釣りに行こうか迷う。 早く秋になって欲しい。