2011年3月20日 雨堤池のヘラブナ①

雨堤池-1

今年3回目の例会が、3月20日に神戸市北区の「雨堤池(あまづつみいけ)」で開催された。1,2月の例会は「新松池」で開催されたのだが、寒波の影響もありボウズ続出という悲惨な結果であった。 私は1月ボーズ、2月はスレで3匹という結果であったので、今月は何とかして釣ることを心に誓って参加した。

ヘラブナ釣り人口の減少に伴い釣り池も減少し、現在、釣好会で例会が出来る釣り池はこの「雨堤池」と「新松池」だけになってしまった。年間10回の例会はこの2つの池で行われる。 2月に行われた総会で、各月の釣り池とルールが決定した。今月は「15尺までのウドンの底釣り」がルールである。

朝6時、会員のM氏に迎いに来て頂き出発。1,2月は非常に寒かったが、この日は寒さを感じることは無かった。 ただ、出発時は晴れていたが、昼ぐらいから雨になるという予報であった。

この「雨堤池」は六甲山の裏側にあり、自宅から非常に近い。出発して六甲トンネルを抜けると20分程で到着した。駐車場には既に会員の車が数台到着していた。釣具を持って一段高い土手の小屋まで歩いて上がった。

7時前に全員集合したので釣座の抽選が行われ、私は「7番」を引いた。釣座は1本の桟橋に横一列に取ることが多いが、この池はそんなに大きく無いので2本の桟橋に対面となる釣座が取られた。私は奥の桟橋の奥から2番目となった。今までの経験から結構良く釣れた実績のある場所である。

前日、この池の常連に状況を聞いたところ、竿は13尺ぐらいで感度の良いウキを使うことを勧められたので、13尺の竿を出した。水深を測ると1.5m程度であった。エサはダイワのタピオカ入りウドン、まぶし粉はこの池のペレットを使った。

ウドンの釣りは、バラケの寄せエサを使えないので集魚効果が低い。魚を寄せるためには、他人より多く打ち返しをすることで効果が出る。せっせと打ち返しを繰り返していると、10回ぐらい打ったところでウキに変化が出だした。明らかにウドンに着いているまぶし粉を食べているようである。

そこで、打ち返すのではなく暫く食うのを待ってみた。すると、一節ウキの目盛が上がった後、本当に小さいツン当たりが出た。すかさず合わせると魚が掛かった。当日の第一号である。すごく肩が盛り上がった綺麗なヘラブナで25cmぐらいの大きさであった。これでボウズからは脱出したものの後が続かない。

開始から2時間程経過しても、ボーズが半数以上の状態であった。せっせと打ち返すが食いはイマイチで、釣れてくる半数はスレである。5,6匹しか釣れて居ない状況であったが、それでも私が一番釣れていた。そのうちポロリポロリと誰かが釣る度に、釣った方が「あと誰がボーズや…」と笑いながら叫んでいた。

私はその後もポロポロと釣ることが出来て、11:30の休憩までに何とか2桁達成することが出来た。勿論この時点ではトップの状態であった。12時から午後の釣りがスタートすると、釣れなかった方の殆どが竿の長さを短くしていた。

腕なのか竿を短くしたことが良かったのか、午後からは釣る人はコンスタントに釣り出した。前半トップになってはいたものの、やっと2桁程度の釣果なので逆転される可能性は十分にあった。しかし、午後から私もコンスタントに釣れ出した。午前より食いアタリがはっきり出てスレも少なかった。

14:30頃、恐れていた雨が降り出した。風も時より強く吹き釣り辛い状況となった。雨で道具を濡らすと、帰宅して干したりするのが面倒なので、あと30分ほど時間は残っていたが早めに納竿した。そして終了の15時を迎えた。

結果、7.6キロで2位に倍近い差をつけて優勝することが出来た。今年に入って、やっとヘラブナの口に鉤を掛けて釣ることが出来て納得した。来月は新松池だ。会員の方の話によると1,2月のようなことは無く、状況は上向いてきている