２０１０年１１月６日　船井丸のウマヅラ②

広島遠征第２回目！今回の釣行は、前回参加出来なかった金魚氏が、次回予定している１１／２７，２８までにもう１回行きたいということで決まった。 と言いつつも、みんな行きたかったのだが、きっかけが無かっただけのことであった。

今回は毛糸先生氏、カラス氏、金魚氏と、予定していたメンバー４人での釣行となった。深夜１時頃、私の家まで迎いにきて頂き、道具を積み込んで出発。 道中２回休憩して、午前５時頃に乗船場の辺りに到着した。前回の教訓から、出船は６時なので早く行っても何もすることが無い。暇潰しに寸前にある釣具店に立ち寄ってみた。 実は前回釣行した際に、地元の方が活きた海エビを持参されていた。その海エビがどれぐらいの価格で販売されているかが知りたかったからだ。

店内には、地元で使われる仕掛けがいっぱい吊るされていた。ウマヅラの仕掛けを見てみると、がまかつの仕掛けがあった。私が設計した物だ。これは正解である。 そして注目の海エビだが、予約が必要でグラム７３５円と答えてくれた。これはきちんと活かして販売しているからこの価格になるのだろう。 我々は、明石の魚の棚でキロ１０００円で買っている。買った時は活きており、頭を取って即真空パック冷凍している。このようにすると解凍しても鮮度は非常に良い。

当日の釣り客は１１名、 この時まで気付かなかったのだが、釣り座は予約順なのか何なのか、既に決まっているみたいであった。出船の前に船頭から、我々は左舷のミヨシから４席 に座るよう指示があった。定刻６：００出船、ポイントまでは港から１時間ほど掛かるということなので、キャビンで軽く仮眠を取る。 そして７：１０頃、エンジンがスローになりポイント①に到着したことがわかった。皆さん 一斉に釣りの準備に取り掛かかった。その頃、船頭は魚探を見ながらイカリを打ち、ロープを巻いたり緩めたりして船の位置を確認していた。 そして、位置が決まったのか投入の合図が出た。

一投目、イカリを掛けた場所なので、釣れれば入れ食いになることを期待して投入した。しかし、気合は入るがウマヅラからの魚信は来ない…、 結局このポイントでは、誰にも何も釣れなかった。暫くすると船はポイント②に移動した。 このポイントは、小さい島のすぐ前であった。一流し目と言っても、結果的にずっと上げろの合図なく、２時間ほど釣り続けることとなった。 このポイントは、まずまず魚の活性があった。船が群れの居る場所を通過すると、バタバタと喰ってきた。メンバー全員コンスタントに釣れ出した。 また、何故かこのポイントでは「マアジ」や「サバ」が、ウマヅラの仕掛けに食いついてきた。３０ｃｍぐらいある良型である。 底カゴにアミエビを使うので、寄ってくるみたいだ。

このポイントは潮が緩いためか、船頭は船をポイントに突いて行ったり流したりを繰り返した。そのうち、島が近くにあるので、私は魚の居る場所を覚えてしまった。 船頭も、もう少し操船方法を考えてくれたらもっと釣れるのになあ…と思った。 その後、潮の方向が変わってきて釣れなくなったため、船はポイント③に移動した。私はこのポイント②で１９匹とアジを３匹ゲットすることが出来た。

ポイント③は、前回、数は伸びなかったものの、釣れれば殆どが３５ｃｍ前後の良型ばかり釣れたポイントである。 しかし、この日は潮の方向が反対で、誰も釣れなかった。２流しほどやって、ダメなことがわかりポイント④に移動した。この時点で時刻は既に１２時を回っていた。 ここも潮が殆ど流れておらず、船頭が船を突いて移動させ、ポイントに入れるというような操船であった。このポイントの群れはかなり小さいと感じた。 釣れる時は２，３人固まった範囲の人にだけ釣れるような状況が続いた。ここでは、釣れれば良型ばかりで、アタリもはっきりしていて釣り易かったが、 何よりアタリの出る間隔が長く、数には結びつかなかった。そして午後２時、船頭の合図で沖上がりとなった。

今回の釣行では、前回よりも魚の活性が低く、釣れている時間が短かった。結果、私は２６匹、毛糸先生氏１３匹、カラス氏１６匹、金魚氏１６匹であった。 ウマヅラの型は申し分なく２８～３８ｃｍあった。今回釣った魚は、肝が結構入っていたが、肝パンとは言える状態ではなかった。 次回は３週間も先なので、肝の入りも良くなっているだろう。帰宅して、納竿間際に釣った鮮度の良いものを薄造りにして食べてみた。すると やはり今回のウマヅラも味は非常に良かった。但し、外道で釣れたマアジはイマイチであった。

帰りの車中、金魚氏が地元の客から聞いたことを教えてくれた。それは去年、おととしとお世話になった廿日市の美咲丸の話しだ。 その地元の方は、美咲丸の常連から「大阪から来る客は、刺し餌に海エビを使って良く釣っていた」と聞いたそうである。 金魚氏はその方に「その大阪の客というのは我々のことだ」と言ったそうである。確かにその通りだ。

これで広島遠征２回目であるが、意外と遠征費用が掛からないことを知って欲しい。それは高速料金が１０００円で済んでいるからだ。 各地方の高速道路は値引きの対象外となるため、結局は片道３０００円程度掛かるが、値引きなしだと８０００円ぐらい掛かる。 今回４人で往復ガソリン代も合わせて一人４０００円程度で済んだ。船代が１０，５００円なので、１５，０００円ぐらいで行くことが出来る。 今、明石で釣れているウマヅラは２０ｃｍ程度である。良型がこれだけ釣れるのであれば、２回を１回にしても断然魅力のある釣り場だと私は思う。

次回は、ホテルで一泊して１１月２７，２８日に釣行を予定している。さてどれぐらい釣れるか楽しみである。