30日は台風の影響が結構あると思っていたが、予想よりも南を通過して行ったので、さほど風も出なかった。 日曜も台風の余波で釣りには行けないと思っていたが、速度を上げて過ぎて行ったため、釣りに行ける状況となった。
そこで何釣りに行こうか考えた結果、先週はトップ50匹台と好調だったので、カワハギ釣りに行く事にした。 この釣りのファンは熱狂的で、カワハギで出船するとなると、見たことも無い釣人が集まってくる。しかも、専用タックルをビシっと揃えた方が来る。 今回もやはりカワハギ野朗がたくさん集結していた。その中に2年連続ダイワ・カワハギオープンの関西大会覇者・山崎さんが来られていた。 釣り座が隣となったので、釣りをしながら色々と会話が弾んだ。
当日の釣り客は12名、私は右舷ミヨシから2番目に座った。6:30出船、ポイントKを目指す。餌について、船では海エビが支給される。 アサリは用意されないので各自持参となっている。この日、周りの客を見わたすと、カワハギ野朗は、各自アサリを持参しているようだ。 最近、冷凍でも品質の高いアサリが販売されており、使っているところを見ると、どうもその冷凍アサリのようであった。 道中、エビを切っている人は少なかった。30分ほどでポイントKに到着し、すぐに釣り開始となった。
ひと流し目、期待を膨らませて仕掛けを降ろした。しかし、カワハギからの魚信は出なかった。過去に何回か50匹ほど釣ったことがあるので、釣れる日の状況は何となくわかるのだが、この日の状況はヤバイと感じた。その次の流しで1匹ゲット出来たものの、ちょっと型が小さい。周りもポロポロと釣れてはいる が、やはり小型が多かった。
暫く粘ったものの、余りにも釣れないので南の方のポイントに移動した。ここも釣れる時は良く釣れたポイントである。しかし、このポイントもアタリが出ない。たま~にポロっと誰かが釣れる程度の状況が続く。船頭も困っているが、客はもっと困っている。
粘っても誰も釣らないので、またまたポイントを移動した。次のポイントでは、船が磯の上を通った時だけ釣れるか根掛りという状況であった。数が伸びることは無かったが、磯で釣れるカワハギは良型が多かった。この日は潮の流れが緩く、船が一旦潮上に上って流し出してから、磯場に到達するまでの時間が長く、どうも気合が入らなかった。しかも、天気予報では曇りのはずが、途中から雨が降り出してしまった。最悪…。
磯場に来ると、フグやベラが当たってきて、暇な時間は無くなったが、本命のアタリは少なく、遂に13時を迎え終了となった。結果16匹。自分にとっては今までで最低レベルの釣果になってしまった。
釣っていて、日和や潮が良くても、この状況からして今後は期待が出来ないと思った。どうも底引き網や刺し網で獲られてしまったのではないかと思われる。この日もポイントに刺し網を入れているところを見た。普通は、磯場に限らず釣れるのだが、これだけアタリも無いということは、魚が居ないとしか考えられない。
暫くは、状況を見て良ければまた行きたいが、カワハギは釣期も短いので、今回が最初で最後になるかも知れない。