この日は、祭日ではあるが出勤日であった。我々コンピュータ業界は、利用者が休みの日でなければ出来ない作業が多々ある。朝から作業を開始したところ、予想よりもかなり早く終わってしまった。こんなに早く終わったのなら、夜釣りに行けるではないか…、ということでアオリ イカに釣行することが決まった。
去年のアオリイカは、今までで最悪の状況であった。今年も、 前評判では少ないということであった。そんな中、9月8日より今年もアオリイカ釣りがスタートした。その後の状況を見ていると、平年の半分ぐらいの釣果が続いている。船頭にも聞いたが、やはり今年は少ない模様である。
17:00出船、ポイント は明石港から一番近い淡路島のポイント。約10分ほどて到着し、潮の加減を確認したのち釣りスタート。ひと流し目から左舷ミヨシの方にヒット。私は右舷トモでこの日は一番潮後 。なかなか乗ってこないなあと思っていると、ズシンと重々しい手応えが…1杯目をゲット。思っていたよりも型が良く、胴長20cmほどあった。
その後、潮が凄く速くなったが、その潮がいいのか、夕まづめがいいのか、全員コンスタントに釣れ続いた。私も毎流し1~2杯釣れる状況が続いた。ただ、ヤマを見ていると、釣れるポイントはほぼ決まっているように見えた。つまり、大釣りが無いのはポイントが限られているからだと思われる。
釣れてくるアオリイカは、胴長15cmから最大23cmぐらい。20cmを越えてくるとアオリイカ独特の手応えを感じる。約半分は20cmを越えていた。
しかし、 良い状況は長続きしなかった。潮が緩くなると途端に乗らなくなった。さっきまでの状況がウソのような展開となり、ただ竿を振っているだけになってしまった。このポイントは潮の読みが難しい。船頭も「行って見なければわからん」と言っていた。
最後の1時間は最悪であった。ひと流し40分。殆ど潮も流れずやる気も出なかった。こんな時は、釣れなくても過去に実績のある場所に行くとか、結果的に釣れなかったとしても、船頭の「努力」を客に感じさせなければならないと思う。客は船頭が思っている以上に敏感だ。
結果、私は11杯。隣で釣っていた常連のW氏は12杯。この日の当たりエギは「ピンク系」であった。釣れている人のエギを逐次チェックすることが大事である。または、自分の信念で一本で通すと結果が出ることもある。どちらの方法を取るか、難しいところである。