この日は、一日有給にして会社を休むつもりであった。しかし、前日に仕事が入ったので、午前は会社に出るハメとなってしまった。通常通り出勤して仕事をさっさと済まし、昼頃家に帰って中鹿丸に電話した。「今日は何人?」と聞くと、「まだ一人や…」との返事。「誰が来るの?」と聞くと「常連のTさん」とのこと。2人でも出てくれるなら行くと言うと、出るということで釣行することが決まった。
今年は、梅雨に限らず年初から雨の日が例年に無く多い。皆さんもそう感じているだろう。 この日も夕方までは雨が降りそうで降らなかったが、乗船場に着いた頃から雨が降り出した。
定刻18:00出船、ポイントOを目指す。ポイントが近づいてきた頃から雨は本降りになってきた。ポイントに着いて第1投、しかし何の反応も無い。船頭も魚探を見ているが、どうも状況が良く無いみたいで、 潮の時間を考えるとまだ早いが、ポイントBに移動した。
Bに到着して一投目から25cmぐらいの良型メバルが喰ってきた。このポイントは、潮の緩い日でなければ、磯が極端に高くなるような場所なので、根掛かりで釣りにならない。この日、このポイントの潮は、だんだん と緩くなり、転流してだんだんと速くなるパターンだ。一投目から釣れたということは、次に潮が速くなるまでずっと釣れることを意味する。それが現実となり、毎流しハズレなしの状況でメバルが釣れ続いた。 特に潮止りは、入れれば釣れる…という状況であった。しかも良型のダブル連発。当然ながら、T氏も船頭も釣れまくっていた。
しかし、天気は釣果と裏腹に風雨がより一層強くなっ てきた。ゴアテックスの雨具に、雨粒がひとつひとつ感じれるほど叩きつけられる。そして20:30頃、潮も速くなってきたのと、急に南風が強まってきたのでT氏と相談の結果、納竿することにした。危険な状況を感じたら、早めの撤退をお勧めする。
結果、メバルを27匹ゲットすることが出来た。しかも殆どが良型だった。もし、この風雨が無ければ40匹台は確実だったと思われる。先にも述べたが、このポイントは潮の緩い日しか狙えない。しかも18時~22時の間に潮が止まってくれなければ釣りにならない。旧暦で言うと、6,7,8日の潮が最適だと思う。このポイントで釣ってみたいなら、該当する日に釣行して下さい。今後も8月のお盆の頃まで狙えるだろう。