仙人の釣日誌

 2019年7月20日 香住・海晴丸のシロイカA

6月29日に引き続き、香住・海晴丸の白イカ釣りに行って来た。前回、シーズンの初期なので、大型主体の釣果を期待していたが、数は釣れたものの型についてはちょっと不満があった。(贅沢な不満である)正直言って、今回小型が多かったら、大型だけ持って帰ることにしていた。

今回も仕立てでの予約で、青物男が仕切ってくれていた。参加者は7名であった。神戸を12:30に出発し、香住港には、15:30頃に到着した。当日は、香住の花火大会があるため、駐車スペースが少なく船の前に止めることとなった。この日は、朝便が出ていたかわからないが、既に出船準備が出来ており、型狙いの場所を取るのが目的のため、到着してすぐに出船することとなった。

香住漁港

16時頃に出船、どの辺りまで走るのかと思ったが、エンジンがスローになったのは、香住の港が見える場所であった。暫くトロトロと船を走らせ、この日の場所を決めてイカリを打った。暫くして、船が安定して止まったところで、釣っても良いとのアナウンスが流れた。この場所であれば、花火が良く見えると思った。

←香住漁港を後にする。この日は花火大会であった。船頭が花火の音と光で食いが悪いかもしれないと言っていたが、影響は全く無かった。

昨日は組合の定休日で出ておらず、おとといこのポイントで、大剣を28杯釣ったということであった。但し、釣れ出したのは、20:30頃からと聞いた。また、その日は明るい間にもポロポロと釣れたとのことであった。

ポイントに到着して釣りを始めたのは、まだ16:00を回った頃であった。前回は、船全体で1杯目が釣れたのは18:30頃であった。おとといも明るい間に何杯か釣れたと言っていたが、釣れるのであろうか???イカ釣りは、撒き餌をしてイカを寄せるのではなく、暗くなってから電球の光で小魚を寄せて、その小魚につられて寄って来る。つまり明るい間は、殆ど釣れないことが多いらしい。

それでも「釣れるかも知れない」という思いで仕掛けを下ろして、真剣モードで釣ってしまうのであった。19時前には、船の灯りが点いたのであるが、この日は、結果的に20:20まで殆ど沈黙の状態が続いた。釣りを開始してから4時間を過ぎていた。花火も始まり、穂先と花火を交互に見ていた時、「キタキタ」との声が聞こえた途端に皆さん釣れ出した。

おとといの20:30から…という言葉の通りになってきた。但し、この日は、そんなに上層まで浮いてきているようには思えなかった。水深は35m程で、底から1mぐらい上の棚を中心に探った。底の方を狙ったのは、当然大型を狙う意味でもある。花火も盛大になってきていたが、釣りに専念してしまうのであった。

メタルとスッテ

この日のタックルは、前回と同じと言うか、このタックルしか持っていない。竿:Emeraldas MX 610LB-METAL、リール:バルゲッタ200HG、道糸:PE0.6号、仕掛けは、小浜リグと呼ばれている2本鈎仕掛け、上の枝には小さなエギを着け、下にはイカメタルと言うオモリに布を巻いたようなエギである。初め15号でも道糸が斜めになる状態であったが、釣れ出してからは、潮が速くなることが無かったので12号を使った。

←左2本がイカメタル、右が上鈎のスッテ(エギの小型)一番右のエギは、小浜の釣具店で推奨していた物だ。確かに大型が良く乗って来た。

釣れ出すと、前回と同じく入れれば乗って来る「入れ乗り状態」になった。しかも大型が多く、掛けた時の重量感と、巻き上げ中のクイックイッと引く力が、半端ではない強さであった。水面から抜き上げる時に落ちないか心配なほどの型が結構混じった。

上鈎

釣れ出すまでは、この日はどうなるのか…、本当に心配であった。しかし、釣れ出すと前回と同じようなペースになった。しかも、やはり大型が多く、小さいと言っても、リリースする程でもない大きさである。この日も天気はイマイチで、時より雨が降る状況であった。イカは、雨水に当たるとすぐに身が白くなってしまう。前回は、このことが良く分かったので、今回は釣れたらすぐにクーラーに収めるようにした。

←はっきり言って、この日もどんなエギ、メタルスッテでも釣れた。赤と緑のエギやメタルスッテは定番である。釣れることは間違いないと思う。

前半の4時間は何も釣れなかったので、やたら力がはいって真剣に釣りまくり状態となった。誘い方と乗りを見ながら釣っていたのであるが、この日は、しゃくり上げるスピードを速く大きくすると、降りて来て止まった時に、モタレや持ち上げるようなアタリが頻発した。

どのような状態でエギやスッテに乗っているのか分からないが、アタリが出てしゃくり合わせると、9割ぐらいは鈎に乗った。アレっと思った時は、合わせが強過ぎて、鈎に触腕だけが千切れて着いていることが多かった。同じ棚で釣れなくなると、3mぐらい上の棚にチェンジするとすぐに乗って来ることが多かった。また、下ろす途中の20mぐらいでも触りを感じた時は、途中で止めて誘うとすぐに乗って来た。

白イカ

ある程度(50杯)釣ったところで、この日も頼まれた「沖漬け作り」を開始した。余り大きいと、漬け瓶の口からイカが入らない。手頃なイカが続いて釣れて、沖漬けも直ぐに作れてしまった。家の−60度冷凍庫も、美味しいマアジの開きと、春から釣ったメバルや鯛で結構一杯になっている。沢山持って帰っても、冷凍庫には入らない。

そのため、これから後は本当に大型と言える大きさのイカだけ持って帰ろうと思った。まだイカ釣りは3回目であるが、夜になって釣れ出してから、途中で途切れるようなことになったことが無い。入れれば乗る…が続くのであった。そして22時頃にはクーラーが一杯になってしまった。それでも入れれば乗って来るのであった。

贅沢であるが、本当に大きい(30cm以上)イカ以外は、海に帰って頂いた。この頃から今後のための実験をしてみた。何をやったかと言うと、持っているエギやメタルスッテを色々と変えて釣ってみた。まずはイカメタル。小浜で買った白の部分の布が白い物、これは余り乗らず、上の赤と緑のスッテに乗って来た。次は、小浜の釣具店推奨の赤いエギ、これには大型が反応良く乗って来た。最後までこのパターンで試したが、ポイントもあるだろうが大型が良く釣れた。

釣果

23:20頃に「あと10分程で上がります」とのアナウンスが出て、もう釣る気がなくなったので、タックルを片付けた。クーラーを持ち上げると、どうしよう…と思える重量になっていた。港に上がった頃は、この日も雨が強くなって来た。港に到着して、片付けをしていると、隣の船のお客さんが話しかけて来た。「釣れましたか?」と聞かれたので、「3桁釣ったし型が良かった」と答えた。型を聞くと、大型は6杯ぐらいで、トップ50杯程とのことであった。こちらの船は、全員50杯を超えていた。

出船の際に船頭が「今日は型狙い」と言った言葉が本当になった。沖上がりの際、周りを見渡すと、集魚灯を灯した船が結構見受けられたが、その殆どが岸の近くに居た。この日は、我々の船が一番沖合のポイントに居た。やはり大型は、沖合に居るのかも知れない。

0:20に荷物を積込み香住漁港を後にした。深夜は、一般道も高速も空いていて、自宅には3時前に帰って来れた。今回も帰ってすぐに風呂に入った後、1杯刺身にして食べた。下ろす際は、身が動く程の鮮度であった。イカは新し過ぎると、ねとっとせずサクサクしている感じであった。身は甘くて美味しかった。しかし、残りのイカをどのように処分するかが怖かった。

翌日、料理をしなくてもそのまま受け取ってくれる方に、大盤振る舞いした。たまたま良い日に連続して当たったため、自宅で処置出来る範囲を超えてしまっていた。イカもある程度以上は、買い取ってくれる制度は出来ないかなあ…と思った。しかし、釣れない日は、本当に釣れないこともあるので、そんなことを言うのは間違いかも知れない。

青物男の話によると、若狭の方では、白イカがこんなに釣れることは無く、2,30杯釣った方が竿頭ということであった。ポイントに行くと、船が多くて夜は凄く明るいらしい。香住では、暗黙のルールで、船と船の間隔は500m以上空けることになっているらしい。白イカを沢山釣りたい方、是非香住か柴山の釣船に行かれてはと思う。

来週は、一年で一番楽しみにしている「北海道」である。釣りは久々のお休みとなる。今回は、支笏湖と洞爺湖を観光する予定である。当然、ススキノも楽しみである。