仙人の釣日誌

 2019年7月14日 仙正丸のキスマッチ予選・通過!

須磨駅前

←誰も泳いでいない砂浜を見て、古い歌であるが南沙織の「誰も居ない海、二人の愛を確かめたくて〜ぇ」と口ずさんでしまった。寒いし天気も悪いので、一人も泳いでいなかった須磨海岸。

昨日は、福井・小浜のアコウ釣りに行って来た。初めての釣り場で、思っていたより釣果を出すことが出来なかった。実感したのが、やはり瀬戸内のアコウ釣りと、明らかに釣り方や仕掛けが違うことであった。広島の釣り方は、明石海峡と似た物であったが、小浜の釣り方は、想像を超える違いがあった。しかし、次回は2桁釣るための方策を考えて臨むつもりである。

今年の6月後半,7月,8月前半の土曜日は、釣りか仕事のスケジュールが決まっており、空いて居なかった。そのため土曜の午後に開催される「キスマッチ」には、今年は参加出来ないと思っていた。しかし、仙正丸のホームページを見たら、7月14日(日)も開催すると記載があった。一年で一回しかしないキス釣りであるが、競技であり、釣ること以外に緊張感が味わえて面白いので、一回は参加するようにしている。

3年前に初めて参加した際は、余り興味は無く暇潰しに参加したのであるが、初参加で予選通過して決勝3位になった。おととしと去年は予選敗退、そのため今年は、ちょっと気合を入れて参加した。何故この2年は釣れなかったのか…その原因について、録画した釣り番組を何回か見て考えた。その結果、何となく失敗していた理由が分かって来た。釣り方や仕掛けについて、改善して当日の準備を済ませた。

予約電話した際、13時ぐらいに乗船場に集合して下さいとのことであったので、六甲道12:30ぐらいの快速で須磨に行った。乗船場には、12:50頃に到着した。その時は、午前のお客が早めに帰って来たとこで、キスマッチに出るお客さんは誰も来ていなかった。

帰港

出船を待っていると、乗船場の突堤先端でサビキ釣りをする高校生が居た。出船待ちの間、暇なので彼からがどんな釣りをしているのか観察していた。すると撒き餌カゴ着きのウキの付いた市販のサビキ仕掛けを、投入してアタリを待っていた。するとたまたまであるが、ツバスが食い付き釣り上げた。釣り上げたのはいいのだが、見ていると今の若い人は、直接素手で魚を触ることが出来ないことが分かった。

以前、同僚であったワンタッチ釣り師が、同じように直接魚を触ることが出来なかっ状況を見て、本当に私はア然とした記憶が残っている。釣り人が何故魚を触れないのか…。極端なことを言えば、鈎が外れなければ、家まで鈎やルアーの着いた魚を持ち帰ることになる。最近、魚ハサミが良く販売されているが、理由は同じなのかもしれない。

友達と2人で来ていたのであるが、釣った本人は、知識はあり「この魚は絞めんとアカンかったっけ?」との発言が出たところで「絞めたろか…」と言うと、「お願いします」と素直な返事が返って来た。何か今時の高校生は、素直な返事が出来ないと思っていただけに、何かうれしさを感じた。すぐにナイフを出して絞めようとすると、何でナイフを持っているのかが不思議のように、「凄い」という言葉が聞こえた。

「このエラの所からナイフを入れて、骨も切ってしまうんやで…、血が出んと失敗やから…」と説明しながら絞めてやった。本人達は、私の絞める行動を見て、ホオっと見入っているようであった。次は、リールの糸と仕掛けの糸を結ぼうとしていたが結べなく、私に結んでくれないかと依頼して来た。

私は、小学生の時には、鈎の結びからサルカンの結び等、釣りに行った時に必要な糸の結び方はマスターしていた。今日、初めて会った彼らは、聞いてみたところネットで糸の結び方を検索したが、見ただけでは分からないとの返事が返って来た。

結んであげた後、ネットに掲載されている手順がわかり難くても、何回かやってみて体験してみてな…と指導した。私も初めは何も出来なかったが、何回も実際にやってみて出来るようになったので、失敗を恐れずやってみるようことを勧めた。最近若い釣り人を余り見掛けないので、今後も釣りを趣味として、長く続けて欲しいと思った。

丁度その頃に、キスマッチの車のお客さんが集合した。女将さんが受付を済ませ、その後、釣り座の抽選となった。何とか一桁の乗船順になりたいなあ…と思いクジを引いたところ「7番」であった。どこか船の端っこに座れそうだと思った。乗船が始まり、番号の若い人は、トモの方から入って行った。私は、タバコの臭いが嫌いなので、右舷のミヨシに座った。

この日は、午前便の帰りが早かったので、13:20頃に出船となった。キスのポイントは、港からそんなに遠くは無い。そのため、乗船してすぐに準備に取り掛かった。この日のタックルは、竿:ダイワの新製品・剣崎30-270MTである。通常はキス釣りに使うような竿では無いが、30号のオモリを使い、海底を叩く釣り方の場合、私は長めの竿の方が使い易いので、あえてこの竿を選んだ。リール:ダイワ・ジリオンPE、道糸:PE0.6号、オモリ:統一30号、仕掛けは自作3本鈎。

仙正丸は、見た目に美しい船体であるが、エンジンも素晴らしくスピードも出る。キスのポイントに15分ぐらいで到着した。船がスローになったところで、天秤仕掛けにアオイソメを刺した。そして「用意が出来たらやって下さい、終了時間は17:45」とのアナウンスで釣り開始となった。

一投目、仕掛けを投げ入れた際、何となく道糸に絡んだような気がしたが、そのまま落とした。暫くそのまま釣っていたがアタリが出ない。絡んでいるのではないか…、すぐに仕掛けを上げると、やはり絡んでいた。すぐに解いて仕掛けを投入した。すると正直なもので、すぐに「ブルブル…」と穂先にアタリが出て1匹目のキスをゲットした。

すぐに外して餌を付け替え投入。するとまたまたすぐにアタリが来て2匹目をゲット。それからは、予想していた以上にアタリが連続し、キスが快調に釣れ続くのであった。この日は、過去の失敗と感じた「新鮮なエサを常に付け続ける」を一番の目標に釣りを組み立てた。その結果も出ることとなった。

2時間の釣果が発表された時点では、私がトップであった。しかし、その後の1時間は何故かアタリが少なく、余り何か対策をしなかったのが悪かったこともあり、少ししか釣れなかった。すると、やはり2位の方に逆転されていた。気持ちを入れ替えて、釣れるパターンに戻す努力をした。釣りは、本当に不思議なもので、型にはまると継続して釣れ続く。釣れるから手返しが速くなり、エサも新鮮な物になるので良く食う…というプラスの正のスパイラルが続いた。

このままではダメだと思った16:30頃からは、どうあるべきか意識して釣っていると、ハイペースに持ち込むことが出来て数を伸ばせた。結果はどうなるのかという時刻になった。アタリはあったのであるが、鈎に掛ってくれないことが連発した。17:45に「終了!」のアナウンスの直前にアタリがあった。しかし、巻き上げていると重量感は無かった。しかし、小さいキスが鈎に掛って上がって来た。

釣果

結果48匹の同数となり、一匹の長寸対決となった。私は、結構今日は大きなサイズが釣れたと実感があった。採寸の結果、私のキスが大きかったことが判明して、予選通過となった。2位の方も同数ということで、同じく決勝進出となった。

←キスが48匹で同数であるが、一匹長寸で私の釣ったキスの方が大きかった。(左下のキス)

このキスについて、一年に一回しか釣りに行かない理由であるが、家族があまり天ぷらが好きでないため、釣って帰っても塩焼きぐらいしか食べ方が無いからである。同じ時期に釣れるマアジは、塩焼きにするとメチャメチャ美味しいので、余計に敬遠されてしまうのだと思う。今回は、年に一度なので、天ぷらを作ってもらった。

天ぷら

我が家のキスの天ぷらである。ナスとオクラも一緒に天ぷらにした。天ぷらは、付けて食べる天つゆが重要な役目を果たす。我が家では、過去に色々調べた結果のレシピがあり、そのレシピで食べるのであるが、やはり美味しく頂くことが出来た。キスの骨は、骨せんべいにして食べたのであるが、やはり美味しく頂けた。

予選を通過したので、今年は、年二回のキス釣りとなった。8月17日が決勝戦である。今回の予選に出て、何となくもっと釣る方策がひらめいた。結果としてどうなるかわからないが、決勝戦で試してみるつもりである。たかがキス、されどキス。釣りは何でも面白い。

帰宅して仙正丸のホームページを見ると、自分が優勝者として、掲載されていた。その前に全員の釣り風景が初めにあるのだが、私以外の方は、皆さん立って釣りをされていることに気づいた。私は船で何を釣る時も、必ず座って釣っている。ずっと立って釣りをすることは無い。何となく不思議な写真に思えた。

来週は、イカメタルの二回目で香住に行く。前回も昨年に続き100杯を越えてしまった。それだけに釣れない日に当たってしまうのが怖い。2回とも、途中で「もうええわ…」と言いたくなるぐらい釣れた。スルメではなく白イカなので、配っても喜ばれる。さて結果はいかに!その翌週は、年間で一番楽しみにしている北海道旅行が待っている。天気が良いことを祈るばかりである。