仙人の釣日誌

 2019年6月18日 純栄丸のマアジB

前回の6月9日は22匹しか釣れず…。15日出勤の代休を18日に決めて、再チャレンジするため純栄丸に予約を入れた。前日の釣果を見ると、午後便は大漁であったので期待が膨らんだ。但し、あくまで期待であり、釣れる日かどうかは、行ってみなければわからない。M氏を誘ったところ、前回釣れなかったので、行きたいということで2人で釣行した。

平日なので、ちょっと遅めの10時に家を出発した。国道を走って10:30頃に乗船場に到着し、乗船順のチケットをもらったところ、「3,4番」であった。駐車場に車を泊めた後、釣れることを期待して氷をクーラーに詰め込んだ。沢山釣れた時は、結構入れていないと釣った魚を十分に冷やすことが出来ない。その後、早めの昼食を取り、朝便が帰って来るのを待った。

すると、この日は何と定刻よりも30分近く11時頃に戻って来た。どう考えても良く釣れたからだと思った。暫くすると朝便の方が待合所に戻って来られた。船頭も戻って来てトップは90匹は釣れたことを知った。朝便と午後便の両方釣れることはあまりないが、釣れることを期待するしか無かった。

12時前に皆さん乗船場の堤防に移動して、順番に乗船が始まった。1,2番の方が右舷ミヨシから2,4番目に座ったので、M氏にミヨシに座ってもらい、私は3番目に座った。当初8名ということであったが、出船時には12名は乗られていた。

出船

準備が整い12:20頃に出船し神戸沖を目指した。海も穏やかで20分程で最初のポイントに到着した。そしてすぐに釣り開始となった。仕掛けを一斉に落とすも、当初は釣れなかったが、同じ場所なのに撒き餌が効いてくると皆さん好調に釣れ出した。観察していると、本当に船の前から後ろまで皆さん釣れてた。当初は、心配して下から3本の鈎にエサを付けていたが、釣れ出したらエサを付けなくても十分釣れた。

1時間は食いが持続したであろうか、足元のイケスはマアジで一杯になっていた。中乗りさんが出船する際に「齋藤さん釣れたら使い…」と2個のイケスを用意してくれていた。手網でガサっとマアジを掬って2つのイケスに振り分けた。一つのイケスに沢山入れると、酸欠で死んでしまうマアジが出る。死んでしまったマアジは、本当に味が落ちてしまう。

この日は、マアジが沢山食ってくるのであるが、その撒き餌に小型のツバスが水面に見える程寄って来た。仕掛けの落下を少しでも遅くすると、水面近くでサビキに食い付いてしまい仕掛けが降りない。ツバスが掛ったとわかったら、すぐに巻き上げて、他人とお祭りしないように強引に魚を取り込まなくてはならない。狭い船上では、慣れていないとお祭りが続出する状況が続いた。

SKY そんな時でも、意識して仕掛けを下ろせばツバスを回避出来た。しかし、今度はマアジが掛って巻き上げる途中でツバスが食い付いてくるのであった。これだけはどうにも回避出来なかった。意識してマアジが掛った後、早巻すると、どうしても口の弱いマアジがバレてしまうのであった。

←本当に飛行機が近くを飛ぶ。想像以上に騒音は激しい。

この状況の中で数を伸ばすには、ツバスを出来るだけ掛らないように釣るしかない。また掛っても出来るだけ早く外して、次の投入を早くすることしかない。私は、このことを徹底して釣り続けた。ツバスも小型と言いつつもハマチの幼魚であり、走ると1.5号のハリスがプチプチ切れるほどの力がある。私の仕掛けは、枝鈎を付け替えれるようにしているが、市販のサビキは、切れると仕掛け毎替えるしかなくお金が掛る。

初めのポイントでは、1時間30分程釣って、魚を絞めると30匹程釣れていた。マアジを美味しく持ち帰るには、バケツに氷と海水を入れて、そこにナイフでエラの上の骨を切断した魚を漬け込む。10分程すると、マアジがケイレンを起こすので、それが収まったらビニール袋に入れてクーラーで保存する。魚に氷(淡水)が直接触れないようにしないと、魚の表面の輝きが消えてしまう。

殆どマアジが釣れなくなり、船は別のポイントに移動した。過去に良く釣れたことのある所であった。ポイントに到着してすぐに釣り開始、ポイントは狭く、船全体どこでも釣れる状況ではなかった。このポイントでは、右舷が有利な状況が続いた。しかし、船頭は左舷が良く釣れるようにも操船して、全体的に数が伸ばせたと思った。

このポイントでも私は順調に数を伸ばし、ポイント移動の際に魚を絞めると30匹程釣れていた。初めのポイントの魚と合わせると60匹、この後、食いが良ければ3桁釣れるのではと期待した。次のポイントは、最初に釣ったポイントであった。

初めのように、同一の場所で長時間釣れることは無かったが、小移動して場所を替えると、マアジが居る場所に当たれば暫く釣れるような状況が繰り返された。釣れる時は、何回も下ろすとすぐにマアジが掛って来た。しかし、ここは撒き餌が効いてくると、必ずと言って良いほどツバスが寄って来て鈎掛りしてしまうのであった。

途中、中乗りさんは「鈎は3本にした方が結局は良く釣れる」と言っていた。良く考えてみると、この日、マアジが掛っていたのは、下から3本までが多かった。ツバスは、浅い棚にいるので、仕掛けが長いと下ろす際に上の方の鈎に最初に掛ることが多かった。状況からしてツバスの多い時は、本当に3本鈎が効率的に釣るための方策だと思った。

終盤は、入れ掛りは余りなかったが、チヌが釣れたり私には30cmほどのマダイが釣れたりと、マアジ以外の魚も結構釣れた。必死に釣ったが17:00を迎え、沖上がりとなった。この日は、食いが良かったので、アミエビを2個追加し、ほぼ使い切るぐらい使った。釣れない時は、しっかりと撒き餌をカゴに詰めて釣らなければ釣れないことを、意識して釣ることをお薦めする。

釣果

船頭のアナウンスで釣り終了、イケスのマアジを締めて行った。冷水バケツから数を数えながらビニール袋に移すと32匹と真鯛2匹、計マアジを92匹釣っていた。3桁釣りたかったが、ツバスにその野望は潰された一日であった。ツバスが居なければ3桁楽勝の一日だと思った。

18:30頃に帰宅出来て、それからは夕食を挟み、延々魚の料理が続いた。近所の魚好きの方に20匹プレゼントした後、まずは開き干し用に20匹開きにして塩水に漬け込んだ後、一夜干しにした。それからは、フライ用に50匹三枚に下ろし、真空パックにして、−60度の冷凍後に保存した。終了したのは21時近くになっていた。翌日が会社のため、何としてもこの日中に料理する必要があった。

翌日、ベランダで干していた開きを冷蔵庫に移した。そしてさらに一日冷蔵庫で干した後、真空パックにした。出来栄えをチェックするため、2枚焼いて食べてみた。生の時の脂は十分に乗ったままであった。本当に美味しく出来上がっていた。

干し物の塩焼き

←最高のマアジ開きである。市販品でこれだけ美味しい干物に当たったことは無い。釣り人の特権のような干物である。

 週末は、毎年恒例の西田釣船の真鯛とアコウ釣りである。4月は不調であったので、今回は沢山釣りたい。今、明石海峡周辺の釣船は「マダコ」釣りばかりである。マダコも良いが、純栄丸で釣ったマアジを一回食べると、魚の美味しさの常識が変わると思う。後、2回はマアジ釣りに行く予定である。ツバス、どこかに行って欲しい…。