仙人の釣日誌

 2018年9月24日 西田釣船の真鯛とメジロB

フェリー

前回の香住のシロイカ釣りは、初挑戦ながらとてつもない100杯以上の大漁で終わった。同じイカなのに、今一番釣果の出るはずの明石海峡のアオリイカは、昨年に引き続き今年も絶不調のスタートになった。船全体でひと桁…全体でボーズ…ありえない釣果である。余りにも状況が悪いため、出船を控える釣船が相次いでいる。

昨年は、台風による稚イカの死亡が原因と思われた。しかし今年は、先日の台風の時点では、稚イカは既に大きくなっているはずなので、そんなに死んだとは思えない。昨年たくさん死んだ影響で、今年生まれたイカが少なかったのかもしれない。いずれにせよ、個体が少ないことは事実である。一旦、エギを押入れから出してきたものの、今年は釣れないと判断し、近々片付ける予定である。

今の時期は、ターゲットの絞り込みが難しい。その時の状況に合わすしかない。そこで2週間前に西田さんに電話して、今の状況と24日のおおよその狙いを聞いてみた。すると今年は青物が好調で、メジロと真鯛を餌で狙う予定とのことであった。メジロ狙いとなるので、ハリスは最低6号との指示があった。そのことを当日のメンバにメールして、仕掛けを準備してもらった。

そして、3日前となる21日に西田さんに再確認すると、この日は、鯛、メジロとも良く釣れたらしい。期待が大きく膨らんだ。すぐにそのことをメンバに伝えた。この日の天気予報も、当初「雨」であったが、釣行日が近づくにつれ良い方に変わってくれた。

今回の出船は、日の出も遅くなっているし、ポイントまで近いということで垂水港を5時頃ということに決まった。当日、4時に青物男を乗せた毛糸先生が迎いに来て下さり出発、垂水漁港の駐車場を目指した。早朝なので高速には乗らなかったが、道中空いていて5時前に到着した。開門が朝5時なので数台の車が開門を待って並んでいた。最後の車の後ろに並んだところ、暫くすると、DAISUKE氏の車が後ろに続いていた。

開門の後、とりあえず乗船場所に車を横着けして荷物を下ろした後、駐車場に置いてもらった。5人揃ったところで釣り座の抽選を行った。何故か西田釣船の抽選では、私のクジ運は凄く良い。私はクジを作っているので、皆さん引いた後の最後のクジが私の物となる。その結果、私はまたまた残り福で1番をゲットした。

釣座は、右舷ミヨシにDAISUKE氏、トモに私、左舷ミヨシに毛糸先生、M氏、トモに青物男となった。垂水港から最初のポイントまでは近いので、出来るだけ準備がすぐに済むように連絡していた。全員の荷物を積込み5:30頃に出船、垂水港を出てすぐのポイントを目指した。朝イチからメジロと真鯛狙いである。海上は穏やかであったが、既に西向きの潮が結構流れていた。

タックル

この日のタックルは、竿:ADVISOR POWER MESH真鯛50・390(30年以上前の竿)、リール:SUPER TANACOM-X 300W、道糸:ソルティガセンサー3号、仕掛けは、ハリス6号の胴突き4本鈎仕掛け、オモリは船頭の指示で60号と80号を状況により使い分けた。餌は、活きた川津エビの鼻掛け。

←30年以上前の竿であるが、ガイドは最新の物に付替えた。竿としては十分に使える。最近は短竿志向で3mより長い竿は少なく、長竿志向の私にとっては貴重な存在である。

ポイントに到着して流す筋を上ると、磯のてっぺんの上に魚影が映っていた。期待満々のひと流し目、仕掛けを下してちらちらと魚探を見ていると、自分の仕掛けがポイントを通過したがアタリは無かった。2流し目、ポイント近くでオモリが底に当たったので2mほどゆっくりと巻き上げると、その最中に穂先にアタリが出た。

コンコンと穂先にアタリが出た後、重みが乗って穂先が曲がったので、大アワセを入れると魚が鈎に乗った。伝わって来る引きから真鯛であると確信出来た。ハリスが太いので、糸が切れる心配は無かった。上がって来たのは50cm程の食べ頃サイズの真鯛であった。実はこの日、会社の私のチームの娘が、今月末で異動するので、この日釣れたら魚をプレゼントする約束にしていた。その約束がまずは達成出来てホッとした。

次の流し、ポイントに入ったところで、メジロらしいオモリを持ち上げられるアタリが出た。ハンドルを回して糸を張るようにしたところ、そこからは穂先が締め込まれメジロとの対決となった。さすが青物、引いては出してのやり取りが続いた。暫くして水面に姿を現したのは、やはりメジロであった。取り込んで確認したところ、鈎を2本食っていた。

開始早々順調に釣れたが、釣れているのは私だけであった。釣り座が良いことは、クジ引きて仕方ないのであるが、他のメンバが釣れなかったのは、メンバの中に仕掛けを入れるタイミングが合っていない方が居り、そのためお祭りが頻繁に起こっていたからだと、帰る前に西田さんから教えてもらった。明石海峡では時合は短いので、釣れる時にトラブルを起こさないことが、良い釣果に繋がる。

大鯛

次の流し、またまた私にアタリが…。磯のテッペン辺りでオモリが底に当たったので少し上げてみたところ、穂先が海中に持ち込まれた。思いっ切り合わせると力強い引きが伝わって来た。当初はメジロだと確信していた。途中リールから2,3回糸が引き出された。しばらくして上がって来たのは、メジロでは無く大鯛で、後で計測したところ74cmあった。

その後は、潮が速くなり魚探に魚影が映らなくなってしまった。船頭は、このポイントを諦めて淡路島寄りのポイントに移動した。メジロ狙いの船がかなり集結していたが、釣れているところを見ることは無かった。何回か流してみたものの誰にもアタリは無かった。このポイントも諦めて、次に向かったのは淡路島最北端のポイント。本職の漁師が何か掛けていたので見ていると、上がったのはハマチであった。

船頭は、魚の居そうな所を魚探で探すも、良い映りが出ている所は無かった。しかし、このポイントに移動して来たので数回流してみた。すると、3流し目に私に何やらヒット。引きからして青物のようだ。比較的簡単に上がってきたのはハマチであった。船頭は、ハマチでは物足りないのか淡路沖に移動した。

次のポイントは、淡路沖と言ってもメジロ狙いではないようであった。投入して船中一斉にアタリが出て、一気に活気づいた。釣れたのは小型から50cmぐらいまでの真鯛であった。周りにプレージャーボートが居たが、流石にルアーでは釣れていなかった。

オモリが底に着いたらゆっくりと巻き上げると、途中で穂先にアタリが出た後、しっかりと押え込んだら合わせるという釣り方で、真鯛が確実に鈎に乗って来た。こんなにアタリがあるのに隣の青物男はまだボーズ。何が悪いのかな?と思っていたが、しばらくして良型の真鯛がヒット。取り込んだところで、船中ボーズは無くなった。

このポイントで私は入れ食いに…、但し、何故か私に掛って来る鯛は小型が殆どであった。1時間程の間アタリが続いたが、次第にアタリも少なくなり、誰にも釣れなくなった。船頭は、すぐに朝のポイントに移動した。我々の船がポイントに到着した時には、沢山のジギングや飲ませでのメジロ狙いの釣船が集結していた。

この時点で困ったことに…、餌の川津エビが底をついてしまった。沢山用意してもらっていたが、この2日程の間に結構死んでしまったらしい。また、朝は潮が速く根掛り連発で、仕掛けと共にエビも失ってしまっていた。船頭が、少し小アジを釣ってくれていたので、鈎数を減らして小アジでメジロを狙った。

時間的にこのポイントでの釣りが、本日最後の釣りとなった。潮はかなり速く流れていたが、周りの船を見ていると、ちらほらとメジロを掛けている方が見受けられた。船頭は、居る場所がわかったと言って、船を潮上に移動させて投入の指示を出した。

その合図に遅れずに下すと、棚を取った時点でアタリが伝わって来てメジロが即鈎掛りした。そこからは、またまた力と力のぶつかり合いとなり、ちょっと時間が掛ったがメジロが水面に姿を現した。ロッドコントロールで青物男が差し出す玉網に収まりゲット。

時合と思い頑張っていると、2流し後にまたまたメジロがヒットして、この日3本目をゲットすることが出来た。この日は、船中でメジロを釣ったのは私だけであった。その後は、メジロも食わなくなり潮も速くなったため12時頃に沖上がりとなった。メジロが思っていたより食わなかった一日であった。

釣果

←5人の釣果、結局青物を釣ったのは私だけであった。鯛も引きが強くなってきたが、本当に美味しい時期は、もう少し後である。

結果、この日はボースは居なかったものの、全体的に釣果は良くなかった。私の釣果は、鯛7匹と青物4匹であった。垂水港で魚を絞めた後、西田さんからレクチャーがあった。内容は、棚取りとエビの鼻掛けの仕方であった。

この日私だけが沢山釣った理由の一つ、それが棚取りである。毎度、投入して底取りをしていては、潮が速いと根掛りが連発する。魚探を見て、魚が映っている場所の水深を確認し、オモリがそのポイントの上スレスレを通るように釣るのがベストということであった。私は、自分の仕掛けの長さを考慮した棚取りをしていた。簡単に言葉で述べられるが、この技術はかなり難しい。同じポイントを流しているが、毎度微妙に違うからである。

次にエビの鼻掛けである。まず鼻掛け以前に、鈎の結びのことから始まった。結び目が鈎の内側にまっすくになっていなければ、鈎自体が歪んでしまっている。このような結びではエビを綺麗に鼻掛け出来ても、下す途中で回転してしまうという注意。後は、何よりエビの口から鈎先を入れて、角の所に針先をほんの少し出すぐらいに刺すこと。刺した後、ハリスを持った状態で鈎の左右が均等になっていることである。

アドバイスしてくれたことは、明石海峡の釣において出来なければ沢山釣ることは出来ない「技」の領域である。そのほかに、仕掛けを入れるタイミングについてもアドバイスがあった。西田さんの船では「やって」と言ったら、皆さん一斉に同時に投入しなければ、投入が遅い人が居ると、その人より潮後の方がお祭りしてしまうので、投入を遅れないようにということであった。

エビ餌の場合、鈎に刺したエビを活かしておく箱が各自の釣座にある。船が上る間にエサを刺して、合図に合わせて投入に遅れないようにしなければ、他人に迷惑を掛けるだけ…との説明であった。確かに大きな乗合船では、船を安定させてから投入の指示が出るが、西田さんの場合は漁師志向の部分があるので、そのパターンを把握して行動する必要がある。

朝イチにプレゼントする魚が釣れていたので、船上から釣れたことを同僚にメールした。すると沖上がりまでに返信があり、楽しみにしているということであった。帰宅して料理して大阪駅まで持って行った。とても喜んで受け取ってくれたので、プレゼントする側としても嬉しく思えた。

10,11月にも西田さんの船を押さえている。その時にならなければ、何をターゲットにするかは定まらないが、秋は今回と同じく鯛とメジロ・ブリ狙いになると思う。今後は年末まで忙しくなってくる。ただ冒頭にも書いたが、例年ならアオリイカに行くが、今年は無さそうである。来年に期待したい。