仙人の釣日誌

 2018年1月20日 相生・Fisherman Dreams DIの真鯛

船

今年の初釣りは、相生から出船する「Fisherman Dreams DIの真鯛」に釣行することになった。このホームページがきっかけで知り合ったM氏が予約を入れて下さった。本当は6日か13日に釣行する予定であったが、両日とも強風が予想され、中止になってしまった。この船は、良く釣らせるので人気も高く、良い潮の日はだいぶ前から予約する必要がある。夏の西田釣船で同行した時にこの船のことをM氏から聞き、一度行ってみたいと思っていた。

この船のホームページを見ると、夏は活けイワシを餌にアコウ、そして冬はヒラメの飲ませをやっていた。昨年は、井口島のアコウも不発に終わり、神戸から出来るだけ近くで、アコウ釣りが出来る釣船を探していたので、非常に興味があった。

前日、M氏から明日は出船出来るとの連絡が入った。3度目の正直という気持ちであった。この日は、M氏を4時に迎いに行くということで、毛糸先生が3:45に迎いに来て下さり出発。M氏を迎いに行って神戸を出発となった。阪神高速からそのまま第二神明、姫路バイパスを走り相生に到着した。まずは乗船場近くのイオンで食糧を調達し、乗船場に向かった。

5:30頃に乗船場に到着したのであるが、出船が6:30のためか早く着き過ぎて誰も来ていなかった。駐車場は別の場所にあるので、荷物を降ろして車を駐車場に入れて来て頂いた。その後、船の横の桟橋まで荷物を移動させ船頭が来るのを待った。

6時頃、船頭が来た。その時には、8人中7人のお客さんが来ていた。暫くすると最後のお客が来たところで、乗船場所のジャンケンとなった。グループの場合は代表者が出てジャンケンする。その結果、我々3名はミヨシの3席となり、右舷ミヨシに私、左舷ミヨシにM氏、次に毛糸先生が座った。

この船も広島と同じく、準備は現地に到着してからというルールになっていた。6:30出船、周りはまだ薄暗く、初めて釣行した船なので景色が全くわからなかった。しかし、兵庫県民なら相生と言えば「石川島播磨重工」という概念があるぐらいの土地柄である。湾奥から瀬戸内海に出るまで工場や施設がたくさん見受けられた。

小豆島沖

出船してポイントまでは1時間ちょっと掛るということで、キャビンの後ろで仮眠した。この日は、風は無かったが放射冷却のためか、道中結構寒かった。1時間程走って小豆島が見えてきた。そして島の近くに沢山の船が固まっているのが見えてきた。話には聞いていたが、凄い数の船が固まっていた。

←凄い数の釣船とプレイジャーボートがポイントに集結していた。土日は、やはり船が多いということであった。

そのポイントに近づいて来たところでエンジンがスローになり、皆さん各自の釣り座で準備を開始した。この船は、各釣座にロッドキーパ、マグネット、電動の電源が準備されている。今回はサビキ仕掛けなので、竿に糸を通して、ロッドキーパのサポートを取り付ければ準備完了となる。後は、サビキをセッティングするだけだ。

この日のタックルは、サビキのハリスが細いと聞いていたので、竿:イソリミテッド2号50-56(30年程前の竿)、リール:ジリオンPE、道糸:PE1号、先糸:フロロ4号、サビキは船で販売されている物を使ったのであるが、ハリス1.5号であった。オモリは30号で統一ということになっていた。

やはりハリス1.5号…、鯛が掛って上げる際、かなり慎重に上げないと、すぐに切れてしまう太さである。自分で仕掛けを作るのであれば、ハリスが細い場合は値段が高くても高品質の物を選択出来るのであるが、販売の物の仕掛けのクオリティーは分からない。そんなに良いとは思えないので、ほどほどの強さであるという前提のあしらいをする必要がある。M氏の話によると、このポイントのメジャーサイズが30cm級が中心なので、細くても取り込めるようだ。

ひと流し目は、たくさん固まっている船団の中に入った所であった。この船は探検丸が使えるので、映し出される情報を見ながら釣った。仕掛けを底まで下し、オモリが着底したら10m程巻き上げるを繰り返した。暫くして巻き上げの途中で穂先に重みを感じ、そのまま巻き続けるとコンコンコンと穂先が引き込まれた。鳴門のビニールサビキは、ビニールが大きいので鈎に至るまでの時間は長い。しかし、ここのサビキは本当に普通のサビキなので、大きさが小さく鈎掛りまでは早かった。

レギュラーサイズぐらいの引きが伝わって来たが、ハリスが細いのでかなり慎重にあしらって巻き上げた。上がってきたのは、35cm程の真鯛であった。この船では、船頭が玉網で掬ってくれる。鈎を外して魚を置いておくと、船頭が後方にあるイケスに持って行って下さり、個人毎に色分けされたタグを付けて活かしておいてくれる。

鈎を外してすぐに投入すると、またまた同じようなアタリが出て、一流しで2匹釣ることが出来た。次の流し、またまたアタリがあり、ちょっと小ぶりの鯛をゲット出来た。出船前に船頭が「今日は朝だけかも」と言っていたが、本当に朝にアタリが結構集中した。その後は、先程までのアタリが嘘のように無くなってしまった。

それから1時間程このポイントを流したが、アタリは出なかった。船頭はこのポイントを諦めて、別のポイントに移動した。次のポイントには、当初他船は居なかった。暫くの間、船頭は魚探で鯛の魚影を探していた。私は探検丸を見れるので、どのようなポイントかチェックしていた。

何となく魚影のあるところが分かり、仕掛けを下す合図が出た。潮の流れが緩く、魚の居るところまで流れて行くのに少し時間が掛るような状況であったが、ポイントに入ると誰かに鯛が釣れるようになってきた。私も真剣に上げ下しを続けていると、久しぶりにアタリが出て、結構良型の真鯛が掛った。ハリス1.5号なのでドラグを結構緩くしており、引き込まれた時は、リールから糸が引き出された。暫くして上がって来たのは今日イチの40cmクラスの鯛であった。

良型

その後も誰かに釣れる状態が続いていた。するとある流し、投入後、オモリが着底して巻き上げ開始直後に穂先に重みが乗り、そのまま巻き上げると穂先が水中に突き刺さった。これも良型だとわかる引きが伝わって来た。何回も突っ込んだが、暫くあしらうとスタミナが切れたのかすんなりと上がって来た。これも40cmクラスの鯛であった。

←船頭さんが送ってくれた写真、良型ばかりの写真

その後も同じポインを攻め続けたのであるが、来た時は居なかった船が、何故かどんどんと集まって来て、ポイントを流しにくくなるほど集まっていた。そんな中、何と私に大型がヒットするのであった。いつものように上げ下げを繰り返していると、いつものように重みが乗り、そのまま巻き続けると穂先が水中に突き刺さった。

問題はその後である。穂先が突っ込んで魚の勢いが止まることなく、リールから糸が引き出される一方であった。下手にスプールを押さえるとハリスが切れるので、とりあえず走りが止まるまで耐えた。暫くして走りが止まったのでので竿を立てると再び走り出した。船頭は「無理せずに慎重に…」と言ってくれるが、無理が出来る状態では無かった。

しかも不思議と思っている以上に何回も突っ込み、なかなか上がってこない。ようやく10mを切って魚が見えてきた。すると良型のダブルであることが分かった。やはり引きが強かったのは、一匹でなかったためであった。竿を立てて一匹目が船頭の玉網に入り、幹糸をたぐって2匹目も玉網に入った。2匹とも50cmはあるような真鯛であった。

船中に取り込んだ後、面白かったのが、釣った私より船頭が喜んでいたことであった。この辺りでは、50cmクラスが余り釣れないらしい。釣った後、キャビンで写真撮影したのであるが、地元の方がデカイと言っていたので間違い無いと思う。また、船のサビキ仕掛けで、切れずにダブルで上がったことについて驚かれていた。

灯台

その直後から潮の流れが逆向きに変わり、誰も釣れることは無かった。その後、ポイントを色々と移動してくれたが、結果は出ず14:00に沖上がりとなった。結果、私は20cm〜52cmまで11匹釣り上げることが出来た。この船では、沖上がり後に船頭が鯛を絞めて神経抜きしてくれる。また、その後、各個人毎にビニール袋に入れて手渡して下さった。氷も沢山積んであり、サービスの良さも抜群だと思った。

←小豆島北東の沖にある灯台、この灯台の周りも有名なポイントで、沢山の船が集結していた。

往時は暗くて景色を見ることが出来なかったが、帰りは家島の景色や相生の景色を見ながら港に帰港した。相生にはかなりの牡蠣イカダがあり、帰りに直売所に行って牡蠣を買って帰った。ここの牡蠣は値段の割に身が大きく、本当に美味しかった。今回は試しに1kg(殻付き800円)しか購入しなかったが、次回はもっとたくさん買って帰る予定である。

今回面白かったし、2月に真鯛が釣れる釣り場が少ないので、帰る前に2月の予約も入れた。私は今回の釣行で、地域によって仕掛けや釣り方が色々あるものだと勉強になった。この日、M氏は「チョクリ仕掛け」も使われて釣っていた。ハリスが凄く短いので釣れるようには思えないが、その日のパターンにより、良く釣れるらしい。

釣果

←合計11匹、2匹はミニでクーラーの中。3枚に下ろしたところ、包丁に白い脂がベタっと付いていた。刺身、塩焼きで食べたのであるが、脂の乗りと身の味は最高であった。この度は、たくさん切り身にして冷凍した。

帰りは道中、所々工事をしていたので、渋滞があったが90分程で帰宅出来た。相生まで山陽自動車道を使わなかったので、高速代が安くついた。毛糸先生の話によると鳴門に行くのと距離はほぼ一緒ということであった。

初めて乗船した船であったが、船頭の操船も鳴門よりも上手かったし、お客に対する姿勢が非常に良い印象であった。何回も何回もこのホームページで書いたが、今の時代は、たくさん釣らせるということよりも、楽しく釣りをさせてくれる船頭の方が人気がある傾向にある。今、人気のある船は、どこもこの条件にあてはまると思う。

今年度は、良い初釣りとなって良かった。今年は、既に年末まで予定を立てており、毎年恒例の釣りについての仕立船の予約は完了した。後は、乗船メンバーの調整を行うだけである。5月〜6月に、この船のアコウ釣りに行くことも予定している。