仙人の釣日誌

 2017年12月24日 鳴門の真鯛

疑似餌

今年の鳴門釣行2回目、今回はビニールサビキの鯛釣りでの出船である。鳴門では、毎年12月中頃から鯛サビキ釣りがスタートする。サビキと言ってもアジ釣りで使う物と違い、ビニールで作られた疑似餌を鈎に刺すだけの仕掛けである。今までまだ10回程しか釣行したことが無いが、その日その日で良く釣れる色があり、分かったら早めに合わせると釣れる確率が上がる。但し、不思議と一色だけでは良く無く、2本に一本ぐらい釣れる色にすることが多い。

←白、ピンク、緑のどれかに良く当たることが多い

今年の12月は、荒天の日が例年になく多いように思える。天気予報も、3日前のはあてにならないことが多かった。この日の前日予報は、南のち南東の風で、午前は晴れて15時頃から雨が降り出すと言っていた。波の高さは、1mのち3mということで、風が強くなってくることが予想された。

朝4:30頃、もうすぐ私の家に到着すると連絡があり、荷物を持ってマンションを出ると車が到着していた。荷物を積込み、近くに住むM氏を迎えに行った。4名揃ったところで、摩耶インターから阪神高速に乗り、明石海峡大橋を渡って淡路島経由で鳴門北インターまで走った。そして高速を降りて5分程で亀浦漁港に到着した。このところ釣れていないのか、駐車している車が少なかった。

到着したら、まずは自動販売機で氷を購入した。この自動販売機、前回来た時は確か3台稼働していたのであるが、今回は、機械が2台に減っていて一台は販売出来ない状態になっていた。そんなに急いではいないが、100円入れて氷が出終わるまで結構時間が掛るので、順番待ちのクーラーの列が出来ていた。

この日のメンバーは、毛糸先生、青物男、Dスケさん、M氏と私の5名、くじ引きで乗船前に釣り座を決めた。右舷ミヨシにM氏、トモに毛糸先生、左舷ミヨシに私、胴に青物男、トモにDスケさんが座った。まだ空は暗かったが、乗船して準備を開始した。

セッティングが完了した頃に船頭が来た。そこで鈎に刺すビニールをもらいに行った。船頭は、白、ピンク、緑のビニールをバケツに入れてくれた。このビニールは風があると簡単に飛んで行くので、もらいに行く時はバケツに海水を張った状態にして行く。

セッティング

7時前、漁港に居る釣船が一斉に出船した。暗黙の決め事があるのか、出船する時は港の前で一旦集まってから各自のポイントに散って行くように思える。鳴門丸は、まず港の東側のポイントからスタートした。港から5分も掛らない近場である。私は、まだ10回程しかこの鳴門の鯛のサビキ釣りに来たことが無いが、その経験の中で一番良く釣れたのがこのポイントであった。

←タックルと探検丸、この船の探検丸はフル装備で無いので、魚影より海底の地形を確認するため使っている。

一投目、私にはアタリは無かったが、青物男にマルアジ、毛糸先生に鯛が釣れたようであった。早くアタリが来ないかなあ…と、上げ下ろしを繰り返していると、3流し目に遂に初アタリが来た。電動で巻いている途中、フッと穂先に重みが乗った。そのまま巻き続けるとコンコントアタリが伝わって来た。更に巻き続けると穂先が段々と水中に引き込まれ、魚が反転してキューンと突っ込んだ。これで一応鈎掛りした瞬間である。合わせは入れないのが基本である。

一匹目なので慎重に巻き上げた。上がって来たのは真鯛の37cmで、やはりこの時期なので結構肥えていた。次の流しも本当に同じパターンで鯛が掛った。2匹目は、突っ込んだ時に立ち上がって竿で引きを耐えなければならないような型が来た。上がって来たのは48cmの良型の真鯛で、この鯛も肥えていた。そしてそして次の流しも同じようなアタリがあり、47cmが釣れた。

大橋下

船中、この時点で、良型が釣れているのは私だけであった。その後はアタリが無くなり、船は海峡の流れのすぐ側のポイントを攻めたが、釣れたのは私に来たハマチだけであった。次にどこのポイントに行くのかと思っていると、その辺りに居た釣船はみんな揃って大橋の南側のポイントに移動した。大橋の下を通過する時の潮の流れは川のように流れていた。

←流れは激流であった。渦が出来るのも良く分かる。

大橋の南側のポイントと言っても、大きく分けると東西のポイントがあり、この日は西側を攻めた。結構何回も流したが、誰にも何も釣れなかった。そして今度は東寄りのポイントに移動した。ここでは30cm弱の鯛が何匹か釣れたが、盛り上がることは無かった。

次に移動したのは大橋の北側で東寄りのポイントであった。この頃は結構南東の風が強く釣り辛い状況で、糸がかなり斜めになることが多く、広々とした間合いで座っていたが、お祭りが多発した。このポイントは、ハマチや中小型の鯛がぽろぽろと釣れ、私も小鯛を釣ることが出来た。

そして最後に向かったのは、朝攻めた港近くのポイントであった。朝、良型を釣ることが出来たので、さらに釣れるか期待したのであるが、結局なにも釣れなかった。14時頃「終わり」という声が聞こえて沖上がりとなった。皆さん数は釣れていたのであるが、この日は相対的に型が小さかった。

釣果

結果、私はハマチ1匹、真鯛5匹であった。皆さん鯛とハマチを5,6匹釣っていたが、良型の鯛は釣れていなかった。絞めた後、自分で神経抜きして持ち帰ったのであるが、夜でも刺身の鮮度の良さはバツグンであった。また、肥えていると表現したが、本当に脂が乗っており、刺身を切った後の包丁には、脂がベトッと着いていた。

←写真でも肥えていることがわかる。

この鳴門の鯛サビキ釣り、経験上、一日コンスタントに釣れたことが無い。釣れた日は、朝イチに港の前のポイントでバタバタと釣れた時だけである。他のポイントで納得する型、数が釣れたことが殆ど無い。船頭にどんな潮が良いのか聞いても、何となく曖昧な返事しか返ってこない。

この釣で良く釣れる日は、エサとなる小魚が良く流れている時というのが、釣れる要因だと思われる。我々では良い日の予想は出来ない。広々と釣りたいので、仕立てで前以て予約するのであるが、その日が良い日か悪い日になるか、行ってみなければわからない。

結果的に悪い日になっても、参加されるメンバには、リスクを前提に納得してもらうしかない。リスクを回避したい方は、最新情報をキャッチして乗合に行かれたらと思う。私は、大体過去の経験から釣れる確率の高い日を予約するので、釣れる確率は高い。仕立てでリーダーの役目をするのはとても気を遣う。しかし、予想通り皆さんたくさん釣れて、喜んでもらえることが多いので続けて行く。