仙人の釣日誌

 2017年11月3日 美咲丸のウマヅラA

広島の海

今年2回目の広島遠征である。前回の釣行から、今年は数が上がらないが、型が良いことがわかった。ウマヅラ釣りの場合、型はそこそこで数釣れる方が、一日暇な時が無くて楽しく過ごすことが出来る。しかし、自然のことなので、コントロールは出来ない。

前回から一か月が経ち、気温も下がってきたので、釣況の好転を期待しての釣行となった。台風の直前は、広島の釣船がウマヅラを結構釣っていた。良し、今回は状況は前回より良くなっている…と思って期待した。

この日の予約も前回と同様に、3ヶ月ほど前に入れていた。広島の釣船の場合「ウマヅラ五目」という狙いが普通である。ウマヅラとタチウオやハマチ、イサギなどをリレーで狙う出船である。我々が釣行する際は、船頭にお願いしてウマヅラオンリーの出船にしてもらっている。美咲丸と友香丸は、いつも受け入れてくれる。

いつものように、1時前に毛糸先生から「もうすぐ到着する」との電話があり、荷物をマンションの1階まで運んだ。すぐに車が到着して荷物を積込み出発、須磨のM氏の家まで国道を走り1:35頃に到着した。そして全員の荷物を積んで一路広島を目指した。須磨から阪神高速に入り、姫路バイパスの姫路西を経由して山陽道に入った。道中は停滞も無く、2回途中休憩して5時頃に乗船場近くのコンビニに到着した。この日のメンバーは、前回と同じくF氏、M氏、毛糸先生と私の4人であった。

今回の2回目の休憩は、小谷SAに入ってもらった。理由は有名なキムチが販売されているからだ。数年前、たまたま休憩に入ったSAであったのだが、毛糸先生がここのキムチのことを知っていて、美味しいことを教えてくれた。その教えてくれた帰り道に上りの小谷SAに立ち寄ってもらったのであるが、キムチを販売しているのは、下り側だけであることが分かった。今回は、事前に調べたので目的のキムチを購入することが出来た。帰宅して食べたら、本当に美味しかった。(兪さんのキムチ)

コンビニで食糧を買った後、次に広島の中央市場手前の己斐製氷株式会社に氷を買いに行った。前回行った時に早朝営業していなかったので、インターネットで調べると、早朝販売は止めていることが分かった。具体的に現在の状況をメールで確認すると、朝6:00から開いていることがわかった。美咲丸は6:30出船なので、6:00に氷が購入出来たら出船に間に合う。今回は、6:00に購入するつもりで会社に5:15頃に行って開くのを待った。すると事務所の電気が点いたので声を掛けると、暫くして販売してもらえた。

5:30頃に駐車場に到着、前回よりも駐車している車は少なかった。出来るだけ乗船する桟橋近くの場所に車を停めて、準備に取り掛かった。6:00頃には準備が整い、荷物を持って桟橋に移動した。すると、YELLOW TAIL、遊々…数隻の釣船が出港して行った。タチウオやハマチ狙いと言っていた。そして待つこと暫くして、6:20頃に美咲丸が迎えに来た。この日は満船で、我々4名は左舷ミヨシから並ぶように指示され荷物を前に積んだ。

6:30頃、皆さん乗り込んだところで出船、ポイントまでは1時間は走るので、道中に鈎に刺すエビを切って準備する。そのためのエビと容器とハサミを持ってキャビンに入った。エビ切った後、船頭さんに現在の状況や広島の釣り場のことなど、知りたかったことをいろいろと質問して教えてもらった。その後は、睡眠不足解消のためポイントに到着するまで仮眠した。

港から1時間ちょっと走り、周防大島東端を通過して南西方向に向かった。そして、少し走ったところでエンジンがスローになった。皆さんキャビンから出て、タックルの準備に取り掛った。近くには、今までにウマヅラが一番良く釣れた実績のある「緑灯台」が見えていた。

この日のタックルは、いつもと同じく竿は、がま船・うまづらはぎ3.3m、リールは小型両軸リール、道糸:PE12本撚り1号、仕掛けは幹糸4号、ハリス3号、鈎については、今回8号のカワハギ王を使った胴突き6本鈎仕掛け。オモリは20号を基準に深場では25号、エサは川津エビの胴の部分を鈎一杯の大きさにカットして刺した。今回、鈎を8号にした理由は、7号では大型のウマヅラの場合、ガッチリ鈎掛りしないことが多かったので、フトコロが大きい方が鈎掛り良いのか、実験を兼ねてでの変更であった。

8号の威力

ひと流し目からアタリが出でいきなりファーストヒット!慎重に取り込んで1匹目をゲットする事が出来た。30cmを超える良型のウマヅラであった。この日は、その後も絶好調で毎流しアタリが続き、殆どの流しにウマヅラをゲットすることが出来た。皆さん好調にウマヅラをゲットされていた。潮の流れがある程度速いと、結構しっかりとしたアタリが出た。

←8号の鈎が正解でガッチリ掛っていた。鈎の大きさは、釣れる型(口の大きさ)に合わせて変えることが、より良い結果に結びつくことが良く分かった。歯の内側の貫通する所に鈎先が届かなくては綺麗に掛らない。そのため鈎のフトコロの大きさがポイントであることが分かった。明石海峡では、これだけの大型ばかり釣れることは無いので、型が良くても7号を使うという概念が出来てしまっていた。状況に合わせて変えることが大事だと感じた。

ウマヅラ釣りに行くと、皆さんから「どんなアタリで合わしたらいいのか?」と今まで数えきれないほど聞かれた。言葉ではこんなアタリ…と説明しても、恐らく正確には伝わらない。以前私のホームページで知り合った広島のHさんが、YouTubeにカメラを固定して撮影したウマヅラ釣りの動画を公開していることを教えてもらい拝見した。その後、お会いした時にどんなカメラでどのようにして撮影しているのか教えてもらった。

そのことが脳裏にあり、「私がどんなアタリを取っているのかカメラに撮ろう」と決断して、ヨドバシカメラでソニーのスポーツカメラを、一式7万円ほど投資して購入した。今回、そのカメラで自分の竿を撮影してみた。初めての撮影なので、上手には撮れていなかったが、肝心の「アタリ」については、結構映っていたので、編集する予定である。

途中釣果

私は、このポイントで一時間程の間に13匹ゲットすることが出来た。しかも、やはり大型ばかりであった。段々と潮が緩くなると、アタリが遠のき、別のポイントに移動となった。今回もこのポイントでは釣れたが、近隣のポイントでは殆ど釣れていない。今年の特徴は、今まで釣れていた浅場のポイントでは、本当に釣れないことである。一応、魚探で確認しているようであるが、映りがないようである。

←初めから13匹!、海もベタ凪で釣り易かった。スポーツカメラにも綺麗なアタリが映っているところもあった。

次に向かったポイントは、かなり走って平郡島の近くであった。最近この辺りの地理を暇な時に地図で覚えたので、携帯のGPS地図を見なくても分かった。今年、釣行して感じた特徴的なことがある。それは、ポイントの水深が殆ど35Mより深いことである。前記で浅場に居ないことを述べたが、深場の居るポイントには居るようである。

この辺りのポイントは、漁礁でそんなに大きくないのか、船全体で全員にアタリがあるようなことは少なかった。また、今年は前回も同じであるが、撒き餌を入れた釣り方の人に良く釣れていた。我々が沢山釣れていた時は、撒き餌に関係なく食いが良かったのであるが、これだけ魚が少ない時は、撒き餌を効かして釣る方が良いのかもしれない。

今回は、鈎を8号にしたことにより、口の内側から貫通する掛りが増えたが、相変わらず皮一枚の掛りが多く、常に慎重に巻き上げた。それでも全体の3割ぐらいは途中で鈎外れしてしまうのであった。鈎外れの原因として考えられることは、棚が深いことである。道糸1号でも35m以上深くなると、道糸にフケがありシャープに合わしても、掛りが甘くなってしまうことである。

外道

このポイントでは、ウマヅラ以外に多彩な魚が釣れた。多かったのがイサギとカワハギであった。撒き餌をしている方がいるので結構食い気が出るのか、撒き餌をしていない我々の仕掛けにも食い付いてきた。私とF氏に良型のイサギが上がり、F氏のイサギは40cmを超えるサイズであった。カワハギも本来は底近くが棚であるが、ウマヅラと同じ棚で釣っていて結構釣れた。しかも、この辺りのカワハギは型が良く、殆どが25cm以上の良型であった。

次からのポイントでは、どこもパットしない状況が続いた。しかし、撒き餌をしている方には、場所を替わった最初の流しに結構釣れることが多かった。本当に食いの良くない時は、撒き餌をした釣り方の方が良いのかもしれないが、私はウマヅラ釣りでは撒き餌はしない方針である。釣り方は変えたくない。14時前、次の流しで終わりにします…というアナウンスで流し終わった所で沖上がりとなった。

結果、私は25匹とカワハギ3匹とイサギ1匹、毛糸先生22匹、F氏20匹とカワハギ2匹とイサギ1匹、M氏7匹とカワハギ1匹の釣果となった。この日も釣れたウマヅラは、大型ばかりであったため、数の割には重量があった。ただ、キモパンのウマヅラは居らず、相対的にそこそこの大きさであった。

釣果(ウマヅラ)

←大型25匹で30ℓのクーラーでこれだけの体積があった。

この日釣ったウマヅラは、友人2軒に宅急便で送った。半分ずつ2箱に詰めたのであるが、流石にこれだけの型になると、箱一杯になった。ホテルに帰る道中にあるヤマトに立ち寄り送った。この日釣った魚はプレゼントとなる。自宅に持ち帰りの分は、明日釣った魚である。ただ、明日の天気予報によると、風が強く波が高い予報であった。どうなるか心配である。

ホテルには16:30頃に着いたが、ホテルの駐車場は満杯で、隣の駐車場に駐車することになった。この日の夕食は、どこかで何か食べた後、釣って来た魚をホテルで料理して食べることにしていた。相談の結果、ホテルの前の鉄板焼でお好みを食べた後、ホテルで刺身を食べることに決まった。

シャワーを浴びた後、とりあえず刺身の下ごしらえをして18:00にロビーに集合し、ホテルの向かいの鉄板焼の店に行き、牡蠣の焼き物と広島焼きを食べた。まずまずの味であった。店を出て近くの酒屋で焼酎1本買って来て、私の造った刺身を食べた。本日のメニューは、イサギ、カワハギ、ウマヅラの3種であった。

皆さん結構歳をとっているのに、カワハギとウマヅラの肝に人気があった。イサギも良く肥えていて脂も乗って美味しかった。これだけの刺身を店で食べたら高いだろうなあ…と言いつつ、箸は良く動いていた。皆さん釣りも好きだが食べるのも好きなことが良く分かった。しかし、本当にこの刺身は美味しい、来年も行くことが出来たら実施するつもりである。

明日の友香丸は、6時出船である。道もわかっているのでホテルを5:00に出発することにした。先に書いたが、風が吹くことが予想される。ウマヅラに行くなら、アタリが取り易い凪の日の方が嬉しいのであるが、自然にはかなわない。疲れていたので、片付けを済まし目覚まし電話をセットして横になったら、寝てしまっていた。